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2024年10月5日2勝クラスを制したヴェローチェエラ
2024年10月5日2勝クラスを制したヴェローチェエラ

小早川涼風の予想

◎ヴェローチェエラ
◯ランスオブクイーン
▲ディマイザキッド
△グランディア
△マイネルモーント
△キミノナハマリア

今年の函館記念の本命は⑧ヴェローチェエラを推す。3歳時には京都新聞杯の3着など、重賞で好成績を収めながらクラシックの舞台に立つことは叶わなかった同馬。

しかし秋の比叡Sではのちに日経賞を勝利するマイネルエンペラーを下して勝利し、次走の日経新春杯では先日の宝塚記念を勝利したメイショウタバルを抑えて1番人気に支持されていたように、その実力が高い馬なのは確かである。

恐らくここ3走の着順が嫌われて評価を下げるはず。しかし、函館記念は「前走2番人気で6~9着となった馬」が【2- 0- 0- 2/4】と非常に相性が良い。このうち前走がOPクラスのレースだった馬は3頭おり、その全てが掲示板以内とかなりの好成績だ。

ヴェローチェエラは前走の大阪-ハンブルクCで2番人気に推されながら6着。スタートでやや出負けし、直線は満足に脚を使えていなかった。瞬発力勝負に強いこの馬にとって、消耗戦となった前走の展開は向いていない。巻き返せる要素は十分にある。

加えてここ数年の函館記念で好走した馬は秋のG1でも勝負になる馬が多いように、この時点で実力の下地がしっかりないと勝ち切るのは難しい。ローシャムパークやブローザホーン、ホウオウビスケッツがまさにそうだった。ならば、元々クラシックを期待されるほどの素質を持つヴェローチェエラが、秋に向けた飛躍の勝利を飾っても不思議ではない。

対抗には⑪ランスオブクイーン。これが昇級初戦となるが、昨年のオークスで5着があるようにこちらも実力は高い馬だ。しかも前走は阪神牝馬Sで2着になり、秋華賞でも4着のあるラヴァンダを下しての勝利。同馬は先週の府中牝馬Sでも好走しているだけに、ランスオブクイーンにもチャンスはあると見て良さそうだ。

巻き返しの後方一気にも期待して⑦ディマイザキッドも抑える。こちらも前述の「前走2番人気で6~9着」に当てはまる馬で、前残りだった新潟大賞典での敗戦は参考外にしていいだろう。

(文●小早川涼風)

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