距離短縮の馬は狙える…?
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過去5年の前走距離別成績
1600m2-3-4-36 勝率4.4%、複勝率20.0%
前走が長い短縮2-2-0-15 勝率10.5%、複勝率21.1%
前走が短い延長1-0-1-16 勝率5.6%、複勝率11.1%
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確率はマイルの分母が大きいので、強調すべきではないが、それでもマイル経由と短縮は互角に戦える。春のベストマイラー決定戦ではあるが、慎重な前半の影響で、中距離からの転戦でも通用する。これが近年の安田記念だ。むろん、クラシック至上主義の延長戦にある古馬の戦いは中距離に比重が置かれるため、総じて中距離の争いがハイレベルになるという側面もあるだろう。とはいえ、この中距離転戦を馬券に組み込まない手はある。
今年の登録馬のうち、短縮は、
エコロヴァルツ、シックスペンス、ソウルラッシュ、ブレイディヴェーグ
前走マイルでも中距離適性が高いのは、
ホウオウリアリティ、ロングラン
大阪杯7着から仕切り直すシックスペンス、ドバイ快勝のマイル王ソウルラッシュ、ドバイは完敗も東京1800m府中牝馬S勝ちが光るブレイディヴェーグ、そして遅咲きのロングラン。大阪杯で見せ場を作ったエコロヴァルツ。個人的に可能性を感じるのはこの5頭。強調したのは東京芝1800mGⅡ勝ちがあるシックスペンス、ブレイディヴェーグだ。高速決着と瞬発力勝負で結果を残したのは強みになる。
【了】
(文●勝木淳)
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