TOMの予想
◎ロードデルレイ
◯ヨーホーレイク
▲メイショウタバル
△リビアングラス
△シュヴァリエローズ
△ベラジオオペラ
宝塚記念が行われる近畿地方は、すでに梅雨入りが発表された。週中に降雨があり、週末の土、日曜も雨予報で、馬場状態の悪化は避けられそうもない。出走各馬の緩い馬場への適性を見極めるのも重要な予想ファクターとなってきそうだ。
これまで良馬場でしか走ったことのない5歳馬のロードデルレイに◎を託す。終盤に繰り出される鋭い末脚が武器だが、走りを見ると、「キレる」というより力強い「豪脚」と表現したくなるほどパワフルな伸び脚に映る。これまで10戦して掲示板外がない安定した走りは、ここへきてピークを迎えた印象。前走の大阪杯で惜敗した悔しさは、同じ仁川の舞台で 倍返し にして初G1を奪取する。
◯は、屈腱炎を克服し、休み休み大事に使われてきたヨーホーレイク。7歳にしてキャリア13戦とまだまだフレッシュさを保っている。カミノタサハラやマウントシャスタ、ベルキャニオンらターフを沸かせた全兄たちが居並ぶ良血馬には、いかにもこういう馬場が向きそうだ。好位から力強く抜け出すシーンが目に浮かび、一族悲願のタイトル獲得も夢ではない。
同型が見当たらず、スタートさえスムーズなら 楽逃げ が叶いそうなメイショウタバルを▲に推す。毎日杯、神戸新聞杯ともにタフな馬場コンディションの中、逃げて完勝した。鞍上の武豊騎手も前走5着のドバイターフで手応えを掴んだはず。大逃げになったとしても簡単には止まらない。
△候補馬は、どれも捨て難いのだが、旬を迎えつつあり、ゆとりあるローテにも好感がもてるリビアングラスに妙味。血統面、走りっぷりともに、この舞台は合うだろう。そして、消耗戦でも最後には力強い末脚を発揮するシュヴァリエローズの食い込む余地もありそうだ。
また、ファン投票1位に選ばれて堂々、大阪杯からのG1連勝を狙うベラジオオペラの先行粘り込みにも要警戒。当然抑えておく必要がある。
(文●TOM)