小早川涼風の予想
◎レガレイラ
○ローシャムパーク
▲ロードデルレイ
△ジューンテイク
△ベラジオオペラ
△ヨーホーレイク
本命はレガレイラ。半年ぶりの実戦だが、いきなりやってくれそうな気配だ。
前走の有馬記念では苦労していたゲートからの出脚もついて道中は好位から。直線はシャフリヤールとの叩き合いになったが、最後まで先頭を譲ることなく押し切る横綱競馬で勝ち切っている。しかもその上り3Fはメンバー中最速の34.9秒。先行してこの末脚を繰り出せるのなら、スムーズにレースを進められれば他の馬は太刀打ちできないかもしれない。
雨が降っても開幕2週目となる阪神の芝の水はけは良さそうで、瞬発力勝負となる可能性は高い。仮に道悪での開催となった際も、スタミナ・パワー型であるLyphardのクロスが良い方向に働いてくれるなら問題はなさそうだ。
調教の動きも半年ぶりとは思えないほど抜群で、前走以上の出来という噂もある。
宝塚記念から有馬記念の直行ローテでの最高成績は、2005年のゼンノロブロイで2着。だが、64年ぶりに3歳牝馬で有馬記念を制したレガレイラなら、また規格外の快挙を成し遂げてくれるかもしれない。
相手候補の筆頭はローシャムパーク。BCターフで2着に突っ込んだ末脚はやはりマークしたい。グランプリ男の池添騎手が乗るのも魅力だ。
大穴でこれが復帰2戦目となるジューンテイクも抑える。芝2200mでは連を外していない成績に加え、母の父がシンボリクリスエスでLyphardのクロスを持つという血統の組み合わせは、もしかすると道悪馬場の鬼かも。さらに彼が2歳時から戦ってきた相手には、のちのG1ホースや重賞ウィナーがごろごろいる。その経験が馬を強くしているのなら、着内に滑り込んでも不思議はない。
(文●小早川涼風)