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2023年天皇賞(春)を制したジャスティンパレス
2023年天皇賞(春)を制したジャスティンパレス

中西友馬の予想

◎ジャスティンパレス
◯レガレイラ
▲ドゥレッツァ
△ベラジオオペラ
△ショウナンラプンタ
△ボルドグフーシュ

上位人気馬であっても、何かしらの不安材料を抱えている馬が多い今年の宝塚記念。

一見欠点のないように見えるベラジオオペラが人気を集めそうだが、同じ阪神で行われていながら、大阪杯勝ち馬の宝塚記念での成績は実は芳しくない。大阪杯に勝利した馬がそれ以後の宝塚記念に出走した時の成績は、過去10年で【0.0.3.6】。昨年のベラジオオペラも3着止まりであった。

同じ考え方で、今年の出走メンバーに関係あるG1で言うと、菊花賞勝ち馬は【1.2.1.7】。大阪杯よりは良いが、複勝率36%では心許ない。有馬記念勝ち馬は【2.1.0.4】と複勝率43%。上位人気が予想される馬の中から、本来であればレガレイラが最も軸向きに感じるのだが、骨折明け+大外枠と不安材料が多いのも確か。想定されるオッズとのバランスを考えると、もう少し思い切って振ってみたい。

本命はジャスティンパレス。天皇賞(春)勝ち馬は【1.0.2.2】。実際、今年の勝ち馬ヘデントールが出走していないように出走数自体が少ないが、複勝率は60%。5F短縮に加えて京都→阪神でありながら、出走してくる馬は意外と結果を残している。

もちろんこのデータには含まれていないが、昨年の勝ち馬ブローザホーンは天皇賞(春)2着からの転戦で、2013〜2014年を連覇したゴールドシップも天皇賞(春)を勝利した。ジャスティンパレスも一昨年に3着しており、天皇賞(春)と宝塚記念の相関性は高い。少し古いものになるが、天皇賞(秋)を1分55秒6で走破したスピードの持ち主でもあり、重賞初制覇を果たしたこの距離はベストに近い舞台と見ている。

初タッグとなるM.ディー騎手との化学反応も楽しみで、善戦マンを脱却してのG1・2勝目に期待がかかる。

(文●中西友馬)

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