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2025年共同通信杯を制したマスカレードボール
2025年共同通信杯を制したマスカレードボール

小早川涼風の予想

◎マスカレードボール
○レディネス
▲クロワデュノール
△ファンダム
△ファウストラーゼン
△ジョバンニ

 皐月賞馬の⑦ミュージアムマイルは無印。前走の再現をこの舞台でできるかと考えた時に、血統面からの不安が出た。母の父ハーツクライは芝2400m以上のG1勝利がエフフォーリアの有馬記念のみなのに加え、リオンディーズ産駒は東京芝2400mで【0-0-1-7】と大不振。さらに母、ミュージアムヒルが現役時代に主戦場としていたのは短距離からマイルである。

 そしてインブリードを見た時にも、スタミナ型のLyphardが入っているクロワデュノールと違い、ミュージアムマイルはサンデーサイレンスとNorthern Dancerと言うスピード型のクロス。以上のことから、もしかするとミュージアムマイルにダービーの2400mという距離は長いかもしれないという結論が出た。馬券的にも圏内に入って来なければ配当は跳ねると踏み、思い切って消しの一手で行く。

 ここは⑰マスカレードボールを本命に推す。皐月賞では不利がありながらも後方から3着に追い込む強さを見せたが、そのレース内容自体はかなり激しいものだった。しかし、そんなタフなレースをした後全く息が乱れていなかったというマスカレードボール。その姿は3年前にダービーを制した後のドウデュースと全く同じである。となれば、ダービー馬の資質は十分に秘めているはずだ。今の東京は外差し・瞬発力勝負の馬場。仮にその傾向が変わったとしても、昨年から今年にかけてワールドワイドな活躍を見せた坂井瑠星騎手なら最善の手を打ってくれるはずだ。
ここは鞍上の勝負度胸と馬の末脚に全てを託す。

 対抗には⑤レディネス。前走の勝ち方が圧巻だったのに加え、プリンシパルSを後方10番手以下から差し切った3頭のうち2頭が後の重賞・G1馬であるというデータを有効活用。鞍上は昨年の優勝時と同じ枠に入っており、連覇も見てみたい。勿論、⑬クロワデュノールのリベンジにも期待だ。

(文●小早川涼風)

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