オカルトデータ研究室…NHKマイルC「東の2勝馬と西の3勝馬が交互(5年連続)」導き出されたのは?
先週の天皇賞(春)は、単勝1番人気のヘデントールが勝利。人気に応えて、見事にG1初制覇を飾った。そして鞍上のレーン騎手は、2年前のダービーをタスティエーラで制して以来となる、中央G1・6勝目。
それにしても今年のG1は、短期免許を取得した外国人ジョッキーの活躍が目立つ。今年ここまで行われた6つの平地G1のうち、モレイラ騎手の3勝を筆頭に、短期免許の騎手が5勝。先週の天皇賞(春)も、終わってみれば2人しか出走していない短期免許のジョッキーでワンツー決着となった。
この流れはどこまで続くのだろうか。特に、モレイラ騎手が帰国したのと入れ替わりのような形での来日となったレーン騎手は、日本での実績も抜群。モレイラ騎手に代わって、今後も大暴れする未来は十分に描ける。
ということで、今週も春のG1シリーズは続き、NHKマイルCが行われる。メンバー中唯一のG1馬であるアドマイヤズームを筆頭に、10頭の重賞馬が顔を揃えた。
2歳王者と2歳女王のワンツー決着だった昨年もハイレベルであったが、重賞ウイナーは8頭。出走馬の半数以上が重賞を勝利している今年のメンバーレベルが低いとは思えず、非常に楽しみな一戦である。それでは早速、NHKマイルCのオカルトデータを紹介していく。
①前走からの継続騎乗(4年連続)
1つ目のオカルトデータは、勝ち馬の騎手に関するもの。前走から継続騎乗の馬が4年連続で勝利中。やはり経験の浅い3歳馬においては特に、前走と同じジョッキーが騎乗していることが大きなアドバンテージとなるようだ。
今年の出走馬で、前走から継続騎乗の馬は11頭。トライアルのNZTでアドマイヤズームに勝利した、イミグラントソングなどがここで脱落となった。
②6〜8枠の馬(8年連続)
2つ目のオカルトデータは、勝ち馬の枠順に関するもの。6〜8枠の外枠に入った馬が、8年連続で勝利中。東京芝1600mで枠順による有利不利というのはあまり聞いたことがないが、NHKマイルCに関しては、外枠のほうが強いという結果が出ている。
1つ目をクリアした馬の中で、6〜8枠に入った馬は6頭。1番人気が予想される、朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズームなどがここで脱落となった。