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【大阪杯 有力馬診断】シックスペンスが本命筆頭?実績馬vs新興勢力…どちらを高く評価すべきか?

4月6日、阪神競馬場にて行われるG1大阪杯に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、大阪杯の行方を占う。

Justin Palace
天皇賞(春)を制したジャスティンパレス

◎候補馬(軸候補)

シックスペンス

毎日王冠ではスローペースの極端な前残り展開を先行して流れに乗り、古馬相手に快勝。ただし、後方からのローシャムパーク(BCターフ2着)やヨーホーレイク(京都記念1着)が不発に終わったことを考慮すると「文句なしの完勝」とまでは言えない。とはいえ、道中で前にいたホウオウビスケッツ(天皇賞秋3着)、エルトンバローズ(マイルCS2着)を差し切っており、その内容は十分に評価に値する。さらに中山記念では、1番枠からロスなく運び、エコロヴァルツを差し切ってG2連勝。レースセンスが非常に高く、器用な立ち回りができる点は大阪杯でも武器となる。
総合的に見て、大阪杯においても高く評価すべき存在だ。

デシエルト

日経新春杯を制したロードデルレイを相手に、アンドロメダSと中日新聞杯で影も踏ませぬ圧勝を決めて2連勝。いずれもロードデルレイが仕掛けを遅らせたことによる「展開利」とも言えるが、結果として2度の完勝を収めており、能力そのものは高く評価していい。金鯱賞ではオーバーペースが祟って失速したが、再びマイペースで逃げられる展開や「イン有利」のトラックバイアスに恵まれれば、逃げ切りの可能性もある。

ジャスティンパレス

天皇賞秋4着、ジャパンカップ5着、昨年の有馬記念でも4着と、現役トップクラスの中でもやや後れを取る印象はあるが、G1戦線で安定して上位争いを続けている。特に、常に堅実な末脚を繰り出す安定感は魅力。出力のブレが少なく、ドウデュースやスターズオンアースのような切れ味勝負型より信頼しやすい側面もある。両横綱が引退した今、大関不在の混戦模様では、押し出される形でジャスティンパレスが最上位に位置する。
ただし、例年通り高速馬場+イン有利の傾向が強い大阪杯では、後方から運ぶ脚質が裏目に出るリスクもあり、展開次第では評価を一枚落とす必要がある。

◎候補ほか(ベラジオオペラ、ロードデルレイ)


△候補馬

ホウオウビスケッツ

函館シリーズ連勝で勢いに乗り、サマー2000シリーズを制覇。秋には毎日王冠2着、天皇賞秋3着と内容的にも評価できる。中山金杯ではトップハンデの59.5kgを背負わされ、さらに前崩れの展開に泣いての凡走。金鯱賞では、暴走気味のデシエルトの後ろをポツンと追走できる位置取りに恵まれた。展開、トラックバイアス次第では逆転も可能な水準にはあるが、大阪杯では金鯱賞ほど条件が整うとは限らない。

ステレンボッシュ

阪神JFでは直線で不利がありつつも2着、桜花賞1着、オークス2着と、牝馬クラシックで安定した成績を残してきた優等生タイプ。ルメール、モレイラ、戸崎とテン乗りが続く中でも結果を出しており、操縦性の高さが光る。同世代牝馬であるチェルヴィニアやアスコリピチェーノと比べても能力差はほぼなし。
ただし、クラシック後は勝ち切れない競馬が続いており、混戦の大阪杯では「好走止まり」の可能性も否めない。展開がハマれば馬券圏内。

ソールオリエンス

皐月賞馬。インパクトのある勝ち方からクラシック戦線では過剰人気を背負うことが多かったが、徐々に評価は落ち着いてきた。宝塚記念では後方からの差し脚で存在感を見せたが、コーナリングや立ち回り面で器用さに欠け、ローシャムパークのようにマクリを決められるタイプではない。
能力は最上位クラスと遜色ないものの、大阪杯のようにトラックバイアスや展開の影響が強く出やすい条件では、やや評価を落とす必要がある。

△候補ほか(アルナシーム、エコロヴァルツ、コスモキュランダ、ヨーホーレイク)

【了】

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<プロフィール>
玉嶋亮(たましま・りょう)
1985年生まれ。本業を抱え時間の制約があるため、芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。「能力比較」「馬場読み」を中核のファクターとして、パドックや追い切り等は一切見ないスタイル。2021年凱旋門賞の単勝万馬券、2022年AJCCの三連単288万円等の的中実績がある。「単勝多点」「変則フォーメーション」「複勝チャレンジ」等多彩な馬券術に定評があり、設計回収率=130%を公言し、累計回収率=148%を記録している。旧作「競馬の教科書(ピンク本)」は、個人出版ながら異例の大ヒットを記録し、2022年11月にベストセラーの座を譲らないまま絶版した。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。

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