【阪神大賞典 有力馬診断】ブローザホーン、ショウナンラプンタの2強か? 巻き返し狙う2頭も虎視眈々
3月23日、阪神競馬場にて行われるG2阪神大賞典に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、阪神大賞典の行方を占う。

◎候補馬(軸候補)
ヴェローチェエラ
日経新春杯の4着は、同レースで3着だったマイネルエンペラーよりも外を回る距離ロスが大きく、内容面では上回っていた。その一方で、1着ロードデルレイ、2着ショウナンラプンタには明確な力差を見せつけられた形。重賞を勝ち切るには展開などの助けが必要だが、比叡ステークスで見せた破格のパフォーマンスを考慮すれば、巻き返しがあってもおかしくない。
サンライズアース
ダービーでは、展開を読み切った早めのマクリで4着に好走。結果的に展開に恵まれた面もあるが、世代トップを決める舞台で4着は立派。前走の日経新春杯は不可解な大敗に終わったが、ダービー級のパフォーマンスが再現できれば、ここでも通用する下地はある。
ショウナンラプンタ
日経新春杯では、3〜4コーナーで大きく外を回しながら2着に好走。マイネルエンペラーやヴェローチェエラには完勝の内容だった。勝ったロードデルレイには3馬身差をつけられたが、ロードデルレイが57.5kgだったことを考慮すると、力負けというよりも相手が強すぎたと見てよい。また、菊花賞では、後にダイヤモンドSを圧勝したへデントールとタイム差なしの4着。長距離適性も高く、ここではブローザホーンに次ぐ能力水準で優勝候補の一角を担う。
ブローザホーン
ジャパンカップ、有馬記念はいずれも展開不向きで度外視可能。特にジャパンカップは、ドウデュース以外の差し馬が壊滅する中での敗戦だった。有馬記念も前残り&向かい風の影響で、後方勢にはノーチャンスの展開。昨秋の結果だけで衰えを断定するのは尚早であり、巻き返しは十分に可能。衰えている可能性を全否定するまでは言えないが、あまり気にする必要はない。
△候補馬
ゴールデンスナップ
ステイヤーズステークスでは4着に敗れたが、道中で馬群密度の高い箇所を走り、間に挟まれる形になるなど不利が多かった。その後の万葉ステークスを快勝し、長距離戦では安定感を発揮している。阪神大賞典はメンバーレベルが高く、勝ち切るのは難しいが、展開がハマれば上位食い込みの可能性もある。
ワープスピード
昨年の阪神大賞典は、インのスペースを突く川田騎手の好判断と、ブローザホーンの不利に助けられた側面が大きく、着順ほどの高評価は不要。とはいえ、天皇賞春5着、メルボルンカップ2着の実績から、長距離戦における適性は明確。今回は相手が強化されており、◎候補をまとめて負かすのは容易ではないが、展開ひとつで好走の余地あり。
△候補ほか(コパノサントス、マコトヴェリーキー)
【了】
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<プロフィール>
玉嶋亮(たましま・りょう)
1985年生まれ。本業を抱え時間の制約があるため、芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。「能力比較」「馬場読み」を中核のファクターとして、パドックや追い切り等は一切見ないスタイル。2021年凱旋門賞の単勝万馬券、2022年AJCCの三連単288万円等の的中実績がある。「単勝多点」「変則フォーメーション」「複勝チャレンジ」等多彩な馬券術に定評があり、設計回収率=130%を公言し、累計回収率=148%を記録している。旧作「競馬の教科書(ピンク本)」は、個人出版ながら異例の大ヒットを記録し、2022年11月にベストセラーの座を譲らないまま絶版した。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。
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