オカルトデータ研究室! フェブラリーS編「地方競馬での勝利経験なし(6年連続)」

昨年の有馬記念以来となる、2025年最初のJRA・G1フェブラリーステークス。サウジCに出走を予定している4頭を除けば、国内ダート界のトップホースがほとんど顔を揃えた印象だ。年明けから細々と個人のXで更新し続けていたオカルトデータ研究室(X上ではオカルトデータ研究室ミニ)も、記事となるのは東京大賞典以来、約2ヶ月ぶり。
ミニのほうでは、先週の京都記念でヨーホーレイクの単勝を的中させてプラス収支に回復したので、今週も良い流れに乗っていきたい。それでは早速、フェブラリーステークスのオカルトデータを紹介する。
①前走の馬体重は500キロ以上(4年連続)
1つ目のオカルトデータは、前走の馬体重に関するもの。いかにもダートG1らしく、大型馬の活躍が目立つレースで、前走の馬体重が500キロを超えている馬が4連勝中。今年の出走馬では10頭がクリア。前哨戦の根岸Sを勝利したコスタノヴァなど、6頭がここで脱落となった。
②地方競馬での勝利経験なし(6年連続)
2つ目のオカルトデータは、地方競馬での実績に関するもの。現在はダートグレード競走が多数存在するため、地方競馬との相関性はかなり高いかと思いきや、地方競馬で勝利経験のない馬が6年連続で勝利中。今年の出走馬では、1つ目をクリアした馬のうち4頭がクリア。昨年末の名古屋大賞典を勝利したミッキーファイトなど、6頭がここで脱落となった。
③前走の距離は1600m以外(28年連続)
3つ目のオカルトデータは、前走の距離についてのもの。フェブラリーステークスがG1に昇格した1997年以降の28回で見ると、前走からの距離短縮組が21勝、前走からの距離延長組が7勝となっている。前走と同距離という馬は1勝もしてないのである。前哨戦に1600mのレースがないため当たり前と言えば当たり前なのだが、前走が1600mの武蔵野Sであるエンペラーワケアにとっては、かなり大きな壁となる。これで残りは3頭。ついにゴールが見えてきた。
④年明け初戦の馬と2戦目の馬が、2年ずつ交互(6年連続)
最後のオカルトデータは、ローテーションに関するもの。過去の勝ち馬のローテーションを見てみると、6年連続で、年明け初戦の馬と2戦目の馬が2年ずつ交互に勝利している。一昨年の勝ち馬レモンポップと昨年の勝ち馬ペプチドナイルが年明け2戦目で勝利したため、順番通りなら、今年と来年は年明け初戦の馬が勝つ番。ここで、前走プロキオンS組のサンデーファンデーとドゥラエレーデが脱落。ついに1頭に絞ることができた。
ということで、4つのデータをクリアして最後まで残ったのは、昨年の覇者ペプチドナイルのみ。フェブラリーステークスを勝利した後の1年間で、交流競走を勝てなかったのは、3年前に連覇を達成したカフェファラオと同じという激アツパターンである。
それでは、もちろん今年も「信じるも信じないもあなた次第」ということで。
【了】
(文●中西友馬)
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