
【ドバイワールドカップ】
日本時間 4月6日(日)2時30分(現地時間 4月5日(土)21時30分)発走予定
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■出走予定の日本馬
ウィルソンテソーロ(牡6歳、川田 将雅騎手【美浦】高木 登厩舎)
ウシュバテソーロ(牡8歳、菅原 明良騎手【美浦】高木 登厩舎)
フォーエバーヤング(牡4歳、坂井 瑠星騎手【栗東】矢作 芳人厩舎)
ラムジェット(牡4歳、三浦 皇成騎手【栗東】佐々木 晶三厩舎)
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■海外注目馬
インペリアルエンペラー
地元UAEのシーマー厩舎は、有力馬を2頭出し。その2頭の主戦を務めるオシェア騎手が選択したのが、前哨戦のアルマクトゥームクラシックを制したインペリアルエンペラー。
2走前のアルマクトゥームチャレンジではウォークオブスターズの2着に敗れたが、本番と同舞台の前哨戦で重賞初制覇を果たした。実績的には、フォーエバーヤングを筆頭とする日本勢に見劣る印象を受けるが、その日本勢を含めた他の有力馬のほとんどがフォーエバーヤングに敗戦経験のある中、この馬は未対戦という不気味さがある。
昨年圧勝のローレルリバーもG1未勝利での戴冠であり、そのローレルリバーと同じシーマー厩舎×オシェア騎手のコンビで挑むインペリアルエンペラーが、今年も世界を驚かせるかもしれない。
ウォークオブスターズ
シーマー厩舎2頭出しのもう1頭が、ウォークオブスターズ。主戦のオシェア騎手がインペリアルエンペラーに騎乗するため、今回はバルザローナ騎手との初コンビとなるが、直接対決となったアルマクトゥームチャレンジで勝利したのはこちら。
前走のサウジCでは、見せ場なく12着と大敗したが、地元メイダンのダート戦では大崩れをしたことがない馬である。米国勢に大物が不在の今年のメンバー構成で、ここもフォーエバーヤング以外に力量的に見劣りはしない。
普通に考えれば、サウジCでフォーエバーヤングにつけられた差を逆転することは容易ではないが、地の利を生かしての巻き返しがあっても不思議ではない。
このように、日本からの出走予定馬も豪華だが、海外勢もかなり強力なメンバーが揃う。特にドバイターフに出走予定のロマンチックウォリアーには、日本のトップホースたちが幾度となく苦杯を舐めてきた。サウジCに続き、芝の舞台でも日本馬がロマンチックウォリアーを撃破する瞬間が見られるのか。
今年の「ドバイ国際競走」は、全体的に1時間ずつ発走時刻が遅くなったことで、さらに夜ふかしが必要となったが、しっかりとこの目に焼き付けたいと思う。
【了】
(文●中西友馬)
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