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Romantic Warrior(Getty Images)
ロマンチックウォリアー(Getty Images)

【ドバイターフ】

日本時間 4月6日(日)1時15分(現地時間 4月5日(土)20時15分)発走予定
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■出走予定の日本馬
ソウルラッシュ(牡7歳、C.デムーロ騎手【栗東】池江 泰寿厩舎)
ブレイディヴェーグ(牝5歳、C.ルメール騎手【美浦】宮田敬介厩舎)
メイショウタバル(牡4歳、武 豊騎手【栗東】石橋 守厩舎)
リバティアイランド(牝5歳、川田 将雅騎手【栗東】中内田 充正厩舎)
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■海外注目馬

ロマンチックウォリアー

 もはや今さら私が語るまでもないぐらいに、日本の競馬ファンからお馴染みとなった、香港の英雄ロマンチックウォリアー。香港だけでなく、日本や豪州でも勝利を挙げ、現時点でG1を10勝。中距離を主戦場にする馬にも関わらず、安田記念を勝利したのが日本のファンにとっては記憶に新しいところだろう。芝に限れば、現在8連勝と勢いはとどまるところを知らない。

 そして後世まで語り継がれるであろう、サウジCでの日本馬フォーエバーヤングとの激闘。初のダート挑戦にも関わらず、ダートですでに世界トップクラスの力を見せていたフォーエバーヤングをねじ伏せにいき、実際に一度完全に前に出てみせた。最後はクビ差屈したが、3着馬のウシュバテソーロはそこから10馬身半後ろという、完全に2頭だけの世界を作り出していた。

 主戦場の芝へと戻る今回は、負けられない戦いとなる。

ネーションズプライド

 前哨戦のシングスピールSを勝利したのが、地元UAEのネーションズプライド。世界各国への遠征を重ねている馬で、これまで米国、ドイツ、カナダの3国で計4つのG1を勝利している。

 3歳時のBCターフでは、ミシュリフやレベルスロマンスを抑えて1番人気に支持されるほど、世界的に見ても有数の芝のトップホースである。そして2年前のドバイターフでは、3連覇を果たしたロードノース、日本馬のダノンベルーガに続いての3着に好走。この舞台への適性に関しては、ロマンチックウォリアーにも引けをとらないものがある。

 もちろんロマンチックウォリアーや日本勢は強いが、地の利を生かした走りでどこまで食い下がれるかが楽しみである。

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