競馬のおかげで土日を認識
――よくインタビューで、競馬を中心に1週間のリズムを整えているというお話をされていますが、それは本当ですか?
声優という職業は、平日5日間働くという決まりがあるわけではなく、早朝からだったり、夜からだったりとスケジュールが不規則なんです。
でも、中央競馬は基本的に土日に行われているので、そのおかげで土日がしっかり認識できるようになりました。さらに、水曜日の追い切りや木曜・金曜の枠順発表など、週末に向けての流れがあるので、それが楽しみとなり、1週間のリズムが整うようになりました。
――競馬民あるあるですよね。
そう! 日常が潤うようになって、本当にありがたいですね。
土日に仕事が入ってレースをリアルタイムで見られないこともありますが、現場で競馬好きの方と話す機会があることもあったり。そうした方は私が競馬好きなことを知っているので、『今日はどの馬を買うんですか?』と声をかけてくださったりします。
――話のタネにもなりますね。
そうなんです! 収録の休憩中に、2人で馬券を組み立ててみたり、次の休憩中にレース結果を確認して、2人で外れたときは一緒に暗い気持ちになったり……。(笑)
――収録が明るいシーンだったら気持ちの切り替えが大変そうですね。
暗いシーンだったらむしろ自然に入れるんですけどね。(笑)
そういえば、事務所が少しだけ引っ越して渋谷のウインズに近くなったんです。土日に台本を取りに行くついでに、紙馬券を買いに行くことも増えました。
――紙で買うのは記念馬券が多いんですか?
紙で買うのは、本線の中でも厚く賭けたい部分が多いですね。記念馬券はやっぱり競馬場に行ったときに買うことが多いです。
――最近、紙馬券で買ったものはありますか?
ジャパンカップのドウデュース、シンエンペラー、スターズオンアースです。ただ、スターズオンアースを買うつもりが、間違えて隣のファンタスティックムーンを買ってしまいまして……。もし来ていたら大変なことになっていましたけどね。(笑)
過去に買い間違いで良い思い出があったので、逆に「これが来るかも!?」と期待しながら観戦していました。