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【今週のゴルシ産駒】マイネルメモリーが中日新聞杯で重賞初制覇を目指す!

text by TOM
Goldship
宝塚記念を制したときのゴールドシップ

 今週の中央競馬には、「ゴルシ」の愛称で知られ、現役時代にG1を6勝した名馬ゴールドシップの産駒が、19頭出走する予定だ。破天荒な性格でファンを魅了したゴルシの血を受け継ぐ仔たちが、どんな走りを見せるのか注目したい。

 7日(土)に行われる中京11R・中日新聞杯(G3、芝2000m)に、オープン入り3戦目となるマイネルメモリー(牡4、栗東・宮徹厩舎)が重賞初制覇を目指し出走する。

 同馬は、初勝利まで6戦を要したが、堅実な末脚で安定した戦歴を残し、今夏7月にデビュー21戦目のテレQ杯(3歳以上3勝クラス、芝2000m)を制してオープン入りした。9月のケフェウスステークス5着を挟んで臨んだ前走のアルゼンチン共和国杯(G2、芝2500m)では、馬場の内めから末脚を伸ばし、5着に健闘した。

 今回、ハンデは据え置きとなる55kgと手ごろな斤量なだけに、再度の好走が期待できる。

 また、8日(日)は、京都9R・オリオンS(3歳以上3勝クラス、芝2200m)に、オークス馬ユーバーレーベンの全弟マイネルエンペラー(牡4、栗東・清水久詞厩舎)が、鞍上に世界的レジェンドジョッキーのランフランコ・デットーリを迎えて出走する。

 前走の比叡Sでは、直線で馬場の真ん中を鋭く伸びて単勝22.5倍で7番人気の低評価を覆す2着に好走している。2走、3走前にも同クラスの2000m戦でそれぞれ0秒2、0秒3差の3、2着に入っており、鞍上のひと押しで今度こそオープン入りを遂げることができるか注目したい。

 先週のゴールドシップ産駒は、11月30日(土)に、JRA平地最長距離レースのステイヤーズステークス(G2、芝3600m)に、ゴールデンスナップ(牝4、栗東・田中克典厩舎)が格上挑戦した。

 3勝クラスの身ながら1番人気の支持を集めたゴールデンスナップは道中、中団やや後方を追走も、2周目の向こう正面でポジションを上げ、最終コーナーを前に勝ち馬の外にまで進出したものの、直線伸び切れず4着に敗れた。それでも、昨年1月のデビューしてから13戦すべてにおいて掲示板内キープは守った。

 また、5番人気で出走したメイショウブレゲ(牡5、栗東・本田優厩舎)は、後方追走から上がり最速の末脚で直線強襲しての5着に食い込んでいる。

 同日のチャレンジカップ(G3、芝2000m)では、OP入り初戦のマイネルモーント(牡4、美浦・高木登厩舎)が6着、7月のクイーンS勝ちが光るコガネノソラ(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)は53kgの軽斤量で出走して8着に入着している。

【了】

(文●TOM)

2024年12月7日(土)

競馬場 レース名 馬名 性齢 騎手 着順
中京4R 2歳未勝利 プレミアシップ 牡2 松山弘平 3着
中京6R 3歳以上1勝クラス ファルコンミノル 牡4 田辺裕信 6着
中京7R 3歳以上1勝クラス マイネルシーマー 牡5 団野大成 11着
中京7R 3歳以上1勝クラス マイネルフランツ 牡3 丹内祐次 3着
中京7R 3歳以上1勝クラス レジェンドシップ セ4 西村淳也 2着
中京11R 中日新聞杯 マイネルメモリー 牡4 丹内祐次 13着
京都12R 3歳以上2勝クラス ダンツエスプリ 牡5 吉村誠之助 7着
京都12R 3歳以上2勝クラス シーグラス 牝5 菱田裕二 6着
中山7R 3歳以上1勝クラス マイネルモメンタム 牡3 津村明秀 13着
中山7R 3歳以上1勝クラス パンジャ 牡3 丸山元気 2着
中山7R 3歳以上1勝クラス オルノア 牝4 横山和生 1着
中山11R 常総S(3歳上3勝クラス) エリオトローピオ 牝5 石川裕紀人 7着
中山11R 常総S(3歳上3勝クラス) カヨウネンカ 牝5 丸田恭介 9着

2024年12月8日(日)

競馬場 レース名 馬名 性齢 騎手 着順
中京7R 3歳以上1勝クラス ウインデイジー 牝3 長岡禎仁 5着
中京7R 3歳以上1勝クラス コスモエスメラルダ 牝3 石神深道 18着
中京7R 3歳以上1勝クラス スノーディザイア 牝5 亀田温心 10着
中京10R 名古屋日刊スポーツ杯(3歳上3勝クラス) マイネルオーシャン 牡3 丸山元気 6着
京都9R オリオンS(3歳上3勝クラス) マイネルエンペラー 牡4 L.デットーリ 1着
中山9R チバテレ杯(3歳上2勝クラス) ヴァイルマティ 牝4 斎藤新 8着

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