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【11/30-12/1新馬戦】リバティアイランドの半妹・マディソンガールがショウヘイを差しデビューV

text by 中西友馬

Madison Girl

 先週の中央競馬は、中山・京都・中京の3会場で行われ、新馬戦は9鞍行われた。

 30日(土)の京都競馬場では、リバティアイランドの半妹マディソンガールがデビューを勝利で飾った。12月1日(日)の中山競馬場では、シルバーステート産駒スモーキーゴッドが勝利している。デビュー戦その他の新馬戦を含めて全レースをダイジェストで紹介する。

11/30(土)
【中山】

5R 芝1200m
馬名:ヴィヴァラリス(牝)
父:デクラレーションオブウォー
母:ペプチドリリー
母父:ダイワメジャー
騎手:三浦皇成
厩舎:尾関知人(美浦)
馬主:ローレルレーシング
生産:杵臼牧場
勝ち時計:1.09.0(良)
スタートが遅かったわけではないが、ダッシュの速い馬たちが殺到し、道中は中団後方寄りをポツンと追走。3〜4角にかけて加速しながら馬群の外へと持ち出されると、先行集団との差を一気に詰める。直線でも外から脚を伸ばし、最内から先に抜け出した2着馬との際どい争いを制してデビュー勝ち。開幕週で外を回して差し切った内容はインパクトがあり、400キロと小柄な牝馬ながら、中山の急坂で勢いが鈍らなかった点も高評価。あとは馬体の成長が鍵となってくる。

6R ダ1800m
馬名:オリーブグリーン(牡)
父:ヘニーヒューズ
母:クリッパールート
母父:シンボリクリスエス
騎手:坂井瑠星
厩舎:矢作芳人(栗東)
馬主:青芝商事
生産:追分ファーム
勝ち時計:1.54.9(稍)
最内枠から五分のスタートを切るも、行きたい馬たちを行かせて好位のインコースを確保。前が飛ばしていったことで馬群は縦長となり、前半1000mの通過は61秒3。新馬にしてはかなり活気のある流れで進んでいく。離れた4番手から3〜4角のコーナーリングで一気に差を詰めると、直線は余裕を持って抜け出しての勝利。こちらは打って変わって550キロ近い大型馬で、決して初戦向きとは思えない中での快勝。今回はメンバーに恵まれた感は否めないが、次戦の上積みはかなり大きそうだ。

【京都】

4R ダ1200m
馬名:ナリノエンブレム(牝)
父:パドトロワ
母:オメガエンブレム
母父:ウォーエンブレム
騎手:C.ルメール
厩舎:加藤征弘(美浦)
馬主:成塚清志
生産:社台ファーム
勝ち時計:1.13.0(稍)
大外枠から一番速いスタートを決めると、楽な感じでハナを切る。前半600mを36秒7というゆったりしたペースで入ると、他馬とは違う手ごたえで直線に向かう。直線で追い出されてからは、2着馬だけがついてきたが、その後ろは大きくちぎれてしまう。そのまま2着馬にも3馬身の差をつけて快勝。3着以下には2秒以上の大差をつけてみせた。父パドトロワの産駒は、ダンシングプリンスを筆頭に、ダートの短距離が主戦場。この馬も潜在スピードは相当なものを秘めている。

5R 芝1800m
馬名:マディソンガール(牝)
父:キズナ
母:ヤンキーローズ
母父:オールアメリカン
騎手:川田将雅
厩舎:中内田充正(栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
勝ち時計:1.49.4(良)
五分のスタートから、好位の外めにつける。前半1000mの通過は63秒8と、新馬戦らしくゆったりとした流れで進み、馬群は一団。直線では、先に抜け出した2着馬を追ってジリジリと差を詰めると、残り100m辺りで差し切っての勝利。
レース上がり33秒1という瞬発力勝負の中、4角先頭の2着馬を余裕を持って交わす、着差以上に中身の濃い内容であった。さすがは、新馬戦で上がり31秒4をマークした3冠牝馬リバティアイランドの半妹という血統馬。無事なら牝馬クラシック戦線に乗ってくるのは確実だろう。

【中京】

5R ダ1800m
馬名:フィングステン(牝)
父:ドレフォン
母:アドヴェントス
母父:ジャングルポケット
騎手:亀田温心
厩舎:西園正都(栗東)
馬主:キャロットファーム
生産:社台コーポレーション白老ファーム
勝ち時計:1.58.2(良)
好スタートから、スッと2番手につける。レースは前半1000mの通過は67秒0という、新馬戦にしてもかなり遅いペースで進み、1頭を除いては一団の馬群。直線に入るとすぐに先頭へと立つも、その外から2着馬が並びかけてきて、残り200mからは一騎打ち。勢い的には劣勢にも見えたが、併せてからもうひと伸びを見せての勝利。スローペースでどの馬にも余裕がある中、直線だけで後ろを引き離した上位2頭の能力は、このメンバーでは抜けていた。この流れでは時計面は参考にならず、ほぼ確実に今回より速い流れになるであろう次走が、この馬の試金石となる。

12/1(日)
【中山】

4R ダ1200m
馬名:トニケンサンバ(牡)
父:ナダル
母:クイーンオブハルカ
母父:シングスピール
騎手:菅原明良
厩舎:西田雄一郎(美浦)
馬主:KRジャパン
生産:前谷牧場
勝ち時計:1.13.3(良)
芝スタートで出脚がつかなかったが、脚元がダートに替わってから行き脚がついて、外を通って好位まで巻き返していく。直線に入って先行集団の外に持ち出すと、さらにその外から伸びてきた2着馬と併せ馬の形で伸びて2頭で抜け出す。最後は、その2着馬をクビ差競り落として勝利。芝部分の出遅れを巻き返すのに脚を使いながら、外から2着馬が来ると、さらにもうひと伸びを見せる強い内容。ダート短距離でOPまで勝ち上がったクイーンズテソーロを半姉に持ち、父は今をときめくナダル。ダートスタートならさらに楽にポジションを取ることができそうだ。

5R 芝2000m
馬名:スモーキーゴッド(牡)
父:シルバーステート
母:アガルタ
母父:キングカメハメハ
騎手:T.マーカンド
厩舎:萩原清(美浦)
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
勝ち時計:2.01.1(良)
好ダッシュからハナを切ると、前半1000mの通過が62秒1という絶好の流れを作り出す。残り600m辺りからペースを上げて直線へと向かうと、後続を突き離してセーフティーリードを築いた。結局最後まで影を踏ませぬ逃走劇で、中団から脚を伸ばした2着馬に2馬身の差をつけて勝利した。母の母がブロードアピールでありながら、兄や姉には中長距離を主戦場に活躍した馬たちがズラリと並ぶ血統馬。まだまだ奥がありそうで、上のクラスでも通用する可能性は十分だ。

【京都】

5R 芝1400m
馬名:ランスオブカオス(牡)
父:シルバーステート
母:ハイドラン
母父:ローエングリン
騎手:吉村誠之助
厩舎:奥村豊(栗東)
馬主:五影慶則
生産:フジワラファーム
勝ち時計:1.22.5(良)
スタートで出遅れて、後方からの競馬となる。新馬戦らしくスローペースで馬群は一団のまま進み、直線入り口では馬群の一番外へと持ち出すも、まだ後方2番手あたり。しかしそこからエンジンが点火すると、先に抜け出した2着馬を目標に鋭く伸び、残り200mで一気に先頭へと立つ。あとは後続を突き離す一方で、2馬身半差の快勝。馬群が縦長にならなかったぶん追い込みやすかった面はあるとはいえ、インパクト十分のレース内容。ゴールに向かって加速しているラップから、少なくともマイルまでは問題なくこなすだろう。

6R ダ1800m
馬名:ソニックステップ(牡)
父:ドレフォン
母:ステップオブダンス
母父:ゴールドアリュール
騎手:西村淳也
厩舎:高野友和(栗東)
馬主:シルクレーシング
生産:ノーザンファーム
勝ち時計:1.54.8(良)
揃ったスタートから、序盤離して逃げた2着馬を行かせて、2番手を確保。上がったように見えたペースも途中でガクッと落ち、前半1000mの通過は65秒4というゆったりした流れ。2番手から前との間合いを詰めていくと、直線入り口では早めに捕まえにいく。直線では、差し返しを図る2着馬の抵抗に最後まであったが、ねじ伏せるようにクビ差だけ前に出て勝利。3着馬はそこからさらに7馬身後ろとなる一騎打ちであった。母は、大井所属で関東オークス3着馬のステップオブダンス。500キロを超える筋肉隆々の馬体で、いかにもダートで大成しそうな体つきだ。

【了】

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