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【今週のゴルシ産駒】ユーべーレーベンの全弟がOP入り目指す! 先週フェアエールングは福島記念2着

text by TOM
Gold Ship
Getty Images

 今週の中央競馬には、「ゴルシ」の愛称で知られ、現役時代にG1を6勝した名馬ゴールドシップの産駒が、計18頭出走する予定だ。破天荒な性格でファンを魅了したゴルシの血を受け継ぐ仔たちが、どんな走りを見せるのか注目したい。

 17日(日)は、京都9R・比叡S(3歳以上3勝クラス、芝2400m)に、オークス馬ユーバーレーベンの全弟マイネルエンペラー(牡4、栗東・清水久詞厩舎)が出走する。近2走は同クラスの2000m戦でそれぞれ0秒2、0秒3差の3、2着に入っている。

 今回はトップハンデタイの57kgを背負うが、母の父ロージズインメイとゴールドシップはニックス配合ともいわれており、ここを勝ってオープン入りしてそれを証明したい。

 同日、福島10R・五色沼特別(3歳以上2勝クラス、芝1800m)には、ウインルピナス(牝4、美浦・鈴木伸尋厩舎)が出走する。ここまで20戦を消化し、掲示板外はわずかに2回と安定感は抜群だ。

 札幌で行われた同クラスの2戦では、前々走は出遅れながら上がり最速の脚で3着に入り、前走は逃げて楽勝するなど、自在な脚質が武器である。母は2007年のクイーンCを制し、桜花賞でも5着に入るなど実績を残したイクスキューズ。この良血馬が、勢いに乗って昇級初戦突破を目指す。

 先週10日(日)は、福島11R・福島記念(G3、芝2000m)に単勝オッズ11.2倍の6番人気フェアエールング(牝4、美浦・和田正一郎厩舎)が出走し、2着に好走した。

 メンバー最軽量タイ52kgの軽斤量を活かしたい一戦は、新馬戦V以来となる久々の福島コース参戦であった。最内1番枠からのスタートしたフェアエールングは、継続騎乗の丹内祐次騎手に導かれ、前走快勝時と同様に中団馬群後方のインでじっと脚を溜めて勝機をうかがう。

 直線、馬場の内めから先行馬群の間を割って抜け出したが、勝ち馬の大外からの強襲に屈し、1馬身差及ばず重賞獲りとはならなかった。

 同日の京都9R・黄菊賞(2歳1勝クラス、芝2000m)には、2勝目を目指すコスモイシュタル(牝、美浦・深山雅史厩舎)が出走し、3着に入った。

 好スタートを決め、2着だった逃げ馬の直後、2番手を追走から直線入り口で先頭に並びかける見せ場もあった。直線では外から勝ち馬に交わされた後もよく粘っていたが、最後は5馬身離された3着に終わった。

 しかし、単勝オッズ100倍を超える最低人気を覆す走りをみせ、次走以降に期待を持たせる結果となった。

【了】

(文●TOM)

【結果】2024年11月16日(土)

競馬場 レース名 馬名 騎手 着順
京都12R 3歳以上2勝クラス ヴァイルマティ C.デムーロ 14着
京都8R 3歳以上2勝クラス ウインメイフラワー 池添謙一 14着
京都4R 2歳未勝利 ホリゾンブルー 柴田裕一郎 10着
福島12R 3歳以上1勝クラス パンジャ 丸山元気 2着
福島12R 3歳以上1勝クラス マイネルモメンタム 丹内祐次 5着
福島12R 3歳以上1勝クラス ヴァイザーバルコ 大野拓弥 10着
福島12R 3歳以上1勝クラス ゴールドブレス 高杉吏麒 11着
福島9R 高湯温泉特別 シロノクミキョク 杉原誠人 13着
福島7R 2歳未勝利 ビジュードネージュ 亀田温心 3着

【結果】2024年11月17日(日)

競馬場 レース名 馬名 騎手 着順
東京9R 3歳以上2勝クラス ルーパステソーロ 木幡巧也 9着
東京6R 3歳以上1勝クラス リーゼントジャンボ 松岡正海 16着
東京3R 2歳未勝利 ジャスマン 角田大和 18着
京都9R 比叡S(3勝クラス) キントリヒ 松山弘平 9着
京都9R 比叡S(3勝クラス) マイネルエンペラー 津村明秀 2着
京都9R 比叡S(3勝クラス) マイネルカンパーナ 川須栄彦 7着
福島10R 五色沼特別 ウインルピナス 丹内祐次 6着
福島8R 3歳以上1勝クラス コスモエスメラルダ 丹内祐次 13着
福島5R 2歳新馬 レネガード 丸山元気 12着

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