オカルトデータ研究室! 菊花賞編 キャリア、前走人気、馬体重――導き出された一頭は?
先週の秋華賞は、単勝1番人気のチェルヴィニアが勝利。見事オークスに続いての2冠達成となった。オカルトデータ推奨馬のタガノエルピーダは7着となり、このコーナーは3連敗。まぁまだ単勝4倍の馬が勝利すればトントンになるというプラス思考で、今週の菊花賞のオカルトデータ探しに全力を注いでいきたい。
ということで、今週は牡馬クラシック3冠の最終戦、菊花賞が行われる。
皐月賞馬ジャスティンミラノは不在ながらも、ダービー馬ダノンデサイルが出走を予定しており、そのダノンデサイルvs春の雪辱を期す組といった構図だ。ただ、ダービーの2〜5着馬が不在ということもあり、夏に力をつけた上がり馬の台頭も十分に考えられるメンバー構成となっている。
また、1番人気濃厚なダノンデサイルに騎乗する横山典弘騎手や、約3年ぶりのG1騎乗となる柴田善臣騎手、歴代最多となる菊花賞5勝を挙げている武豊騎手など、50代のベテランジョッキーの活躍にも注目が集まるのが今年の菊花賞だ。
ロマン的には、横山典弘騎手騎乗のダノンデサイルが、自身が騎乗して勝利した1998年セイウンスカイと同じ2枠4番。さらに8枠17番には、その時2着に敗れたスペシャルウィークに騎乗していた武豊騎手騎乗の、アドマイヤテラが入った。26年の時を経て、ともに50代となった名手の再びのワンツーなるかにも注目である。
それでは早速、菊花賞のオカルトデータを紹介に入っていこう。
①過去5年の勝ち馬のキャリアは、5→6→7→8→5戦
まず1つ目のオカルトデータは、勝ち馬のキャリアに関するもの。過去5年の勝ち馬のキャリアを順に並べると、5戦から8戦まで階段状に増えていき、昨年また5戦に戻っていることが分かる。このことから、今年の勝ち馬はそこからまた1戦増えた、キャリア6戦の馬が該当すると考えられる。
今年の該当馬は6頭。ダノンデサイルは競走除外があって微妙な判定だが、ここは一旦残ってもらうこととした。
②過去4年の勝ち馬は全て、前走1番人気
2つ目のオカルトデータは、勝ち馬の前走人気に関するもの。過去4年の勝ち馬は全て、前走で1番人気に支持されていた。前走の着順よりも前走の人気に注目したい。
1つ目をクリアした6頭のうち、前走で1番人気に支持されていた馬は3頭。ここでダービー馬ダノンデサイルが脱落した。
③過去5年の勝ち馬は全て、前走の馬体重がデビュー戦から増減10キロ以内
最後のオカルトデータは、勝ち馬の馬体重に関するもの。過去5年の勝ち馬は全て、前走の馬体重がデビュー戦から増減10キロ以内であった。デビューから大きく増えているほうが成長していて良いような気もするが、菊花賞に関してはあまり増減がないほうが良いという結果となった。
2つ目までをクリアしていた3頭のうち、前走の馬体重がデビューから増減10キロ以内であったのは1頭のみ。ついに1頭に絞ることができた。
ということで、全てのデータをクリアしたのはヘデントールのみ。奇しくも週中に更新した、菊花賞の好走パターンに当てはまる3頭のうちの1頭が生き残る形となった。
3歳世代初の長距離戦、攻略のヒントは? 好走パターンに当てはまる3頭を絞り出す【菊花賞 考察】
この記事と違い、真面目な考察をしているので、ぜひ良かったらそちらの記事もチェックしていただきたい。
では今週も、「信じるも信じないもあなた次第」ということで。
(文●中西友馬)