ルメール様に選ばれた馬と、選ばれなかった馬
そんなルメール様だが、今回の菊花賞ではアーバンシックに騎乗される。
現在1番人気に想定されるような馬なので強い馬なのは間違いないが、一方で
・ヘデントール(日本海S(3勝クラス)を0.6秒差つけて圧勝)
・シュバルツクーゲル(WASJ2(3勝クラス)を0.4秒差をつけて圧勝)
・アドマイヤテラ(茶臼山高原特別(2勝クラス)を0.3秒差をつけて勝利)
といった夏の上がり馬を選択する権利がルメール様にはあった。
これらの馬を選択せずに、アーバンシックを選択してる時点で、アーバンシックの勝利は約束されたようなものではないだろうか?
そういうわけで、過去、同レースに前走ルメール様が騎乗した馬が複数いた場合、どれくらいの確率でルメール様の選択した馬が先着するのか調べてみた。
過去10年のデータを取ってみると、前走ルメール様が騎乗された馬が複数頭出走されたケースは全部で373戦あって、
・ルメール様に選ばれた馬 246勝
・ルメール様に選ばれなかった馬 127勝
という形になり、先着率は66.0%であった。意外に勝ってない。
その上で、「平場はともかく、G1では間違えないでしょ?」という声もありそうなので、G1に限定してみたが
・ルメール様に選ばれた馬 28勝
・ルメール様に選ばれなかった馬 16勝
という形になり、先着率は63.6%であった。
G1での騎乗馬選択でもルメール様は失敗しているケースはあるのだ。
最後の頼みの綱、フィエールマンの例よろしく、長距離戦の相馬眼は神なのではないかと、長距離戦(2500m以上)に絞ってみた。
そうすると、、、
・ルメール様に選ばれた馬 3勝
・ルメール様に選ばれなかった馬 5勝
であった。
ん???
ん???
意外にもルメール様は長距離戦では間違うことの方が多いという結果が出た。
なおこの中には、あのフィエールマンではなく、アーモンドアイを選んで負けた2019年の有馬記念も含まれている。
なんてことでしょう……
これを見る限り残念ながら、アーバンシックはルメール様に選ばれたから確勝というわけではなさそうだ。
皆様、安易にルメールさんが選んだ馬だからと、アーバンシックを本命にしないように!
で、最後に私の菊花賞本命を発表するわけだが、当然◎アーバンシックである。
過去データなど関係なく、神が乗るんだから本命にしておけば良いのである。
では皆様、Good Luck!
(文●中毒じゃない象さん)