ルメール様の菊花賞における過去成績
ルメール様の過去の菊花賞戦歴は下図となる。
過去8戦して、3-2-1-2で勝率37.5%、複勝率75%というオバケ成績である。
さすが長距離をお得意とされているだけはある。
印象に新しいのは外枠から逃げ切ったドゥレッツァだが、個人的には7番人気のフィエールマンで勝った2018年が印象的である。
この時のフィエールマンは500万下の条件馬。ラジオNIKKEI賞は1番人気に推されたものの2着に敗戦している。このラジオNIKKEI賞を含め、過去の全レースを石橋脩さんが騎乗しており、ルメール様は菊花賞で初めて手綱を握るという形だった。
で、ルメール様にはその時、グロンディオーズというお手馬がいた。前走の信濃川特別(1000万下)ではルメール様鞍上で2着馬以下に0.5秒差をつけて圧勝している。
この馬は菊花賞でも6番人気に支持されているように、競馬ファンの間でも前評判は高かった。(モレイラさんが鞍上という要素はあったにせよ……)
でも、ルメール様は、その馬を手放してまで、世間では7番人気の評価に甘んじていたフィエールマンを選択したのだ。
13着に沈むグロンディオーズを傍目に、フィエールマンが先頭でゴールを駆け抜けた瞬間、ルメール様の相馬眼に寒気がしたのを覚えている。
ルメール様に選ばれるということは、それだけで信頼度が高いに違いない。