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【菊花賞】「長距離は騎手で買え」。格言通り、やはりルメール様は鉄板なのか……?

先週行われた秋華賞では、ルメール様が騎乗したチェルヴィニアが見事に勝利した。さて、今週は菊花賞が行われる。ルメール様が騎乗するアーバンシックは当然のように1.2番人気になる見込みだ。と、いうわけで秋華賞につづき『ルメール自信あります専門家』の中毒じゃない象さん(@chudokuzzz)に、菊花賞の考察も依頼している。長距離戦におけるルメール様とそれらにまつわるデータを基に考察してもらった。

Christophe Lemaire

長距離におけるルメール神

「長距離は騎手で買え」というのは、競馬界における格言の中でも、かなり有名なものだろう。

騎手にとって距離が長いほど、レースタイムが長くなればなるほど、折り合いだったり、コース取りであったり技術の介在する余地が大きくなるから、というのが理由らしい。

そういうわけで、今回の菊花賞に騎乗する騎手の長距離成績(2500m以上)を過去10年で出してみた。

こちらを見ていただくと、まずは横山和生さん、柴田善臣さん、松山弘平さん、鮫島克駿さんが健闘していることが分かる。

横山和生さんはタイトルホルダーの印象もあって長距離戦が上手いイメージがあるが、それ以外の騎手については意外といえば意外である。

逆に、武豊さんや坂井瑠星さんあたりは、長距離戦も得意にしてそうな印象だったので、成績が伸びてないことについてはちょっとした驚きであった。

が、そんなことはどうでも良い。

それらの事実は置いておいて、ルメール様は長距離戦においても神が過ぎる。

騎乗馬の質が良いという話は大きいにせよ、勝率30.9%複勝、複勝率61.7%という数字は他を圧倒しているし、何よりこれだけの人気馬に乗って回収率が100%を超えているのは異常である。

もうこれを見るだけで、ルメール様に逆らうのは、常軌を逸した行動と言えるだろう。

皆様も知性を持っているという自負があるのなら、ルメール様に逆らうのはやめるべきだ。

では、ルメール様の過去の菊花賞戦歴を見ていこう。

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