【スプリンターズステークス2026・敗戦の本質】1番人気スターアニスは、なぜ敗れたのか…ピューロマジックの勝因も徹底分析

9月27日(日)に行われたG1・スプリンターズステークスは、9番人気のピューロマジックがG1初制覇を飾った。一方で、1番人気に支持されたスターアニスなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
ピューロマジック
着順:1着(9番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:7
今後の伸びしろ:7
個人的に勝因として大きかったと思うのは、展開予想にも書いたが枠の並び。千直のレコードホルダーだけあって、純粋なスピードだけなら歴代でも屈指の馬だ。
ただ前走で少し失敗したように、スタートは決して速いタイプではない。ゲートの中で待たされない最後入れの大外枠は願ったり叶ったりで、実際に今回は互角のスタートを切ることができた。
それに加えて、二の脚が速いフリッカージャブがすぐ内にいることでこの馬に内を絞ってもらい、それについていくことで難なくハナを奪い切る。
フリッカージャブは前走で番手の成功経験があることから競りかけてくるはずもなく、前半3ハロンの通過は33秒6。
この日の中山芝は外が伸びない馬場で、稍重とはいえ後続を1馬身半ほど離してこのペースでいけた時点で、この馬の好走は約束されていた。
さまざまな要因が重なったとはいえ、夏場に3戦してサマースプリントシリーズを制覇。その勢いそのままにG1も勝ち切るのだから、胸を張ってスプリント女王を名乗ることができる。
スターアニス
着順:4着(1番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:9
今後の伸びしろ:10
道中は中団馬群の中を追走し、直線では馬群を捌くように伸びてきての4着。
上がり最速こそレッドモンレーヴに譲ったが、初の古馬相手に初の中山コース、テン乗りのルメール騎手騎乗と、今回は初物尽くし。ポテンシャルを高く評価されて1番人気に推されたが、負けて強しの競馬と言える内容だった。
2400mから一気の距離短縮となった中でも中団で流れに乗ることができていたし、末脚もしっかり。今後スプリント〜マイル界を席巻していく可能性は十分に感じた。
ただ、今回は荒れた馬場に雨も多少残り、勝ち時計は1分09秒2。前年と比較して2秒以上も遅く、久々の1200mとなるこの馬にとっては好都合の馬場だったことは確か。
桜花賞を1分31秒5で走破しているマイルはまだしも、来年の高松宮記念で時計勝負に対応できるかは未知数だろう。


