オカルトデータ研究室! 秋華賞編 新馬成績の法則が示す今年の勝利馬は?
先週行われた凱旋門賞は、イギリスのブルーストッキングが勝利した。日本から参戦したシンエンペラーは12着、武豊騎手騎乗でオカルトデータ推奨馬のアルリファーは11着となった。今年も凱旋門賞の高い壁に跳ね返される形となった日本馬だが、次は来月のブリーダーズカップでの活躍を期待したい。そしてオカルトデータも、スプリンターズSに続いての連敗。逆神とならないよう、こちらも頑張っていかなくては。それでは秋華賞のオカルトデータを紹介する。
さて今週は、牝馬3冠最終戦の秋華賞が行われる。前評判では、桜花賞馬ステレンボッシュとオークス馬チェルヴィニアの一騎打ちムードとなっている。
ちなみに過去28回行われた秋華賞で、今年と同じく、異なる桜花賞馬とオークス馬が揃って参戦したケースは10回。その結果は、桜花賞馬3勝、オークス馬3勝、その他4勝となっている。桜花賞の1600mとオークスの2400mのちょうど中間となる、2000mで行われる秋華賞だけあって、両者の成績は互角だ。
しかし、ワンツーはメジロドーベルとキョウエイマーチの1回しかなく、両者ともに敗れているケースが4回ある。さらにその中には、ティコティコタックやブラックエンブレムなどの人気薄が勝った年も含まれており、穴党の方も十分にチャンスがあると言える。
前置きが長くなったが、そんな穴党の方に寄り添うのがオカルトデータだと考えているので、早速、本題に入っていこう。
①過去4年の勝ち馬の馬名は、8→9→8→9文字
まず1つ目のオカルトデータは、勝ち馬の馬名の文字数に関するもの。過去4年の勝ち馬の文字数は8文字と9文字を交互に繰り返している。順番通りなら、今年は8文字の馬が勝つ番か。
この時点で候補馬は3頭に絞られ、オークス馬チェルヴィニアが早くも脱落した。
②過去7年の勝ち馬の新馬成績は、負け→負け→勝ち→勝ち→負け→負け→勝ち
2つ目のオカルトデータは、勝ち馬の新馬戦の結果に関するもの。新馬勝ちを収めている馬と新馬戦で敗れている馬が、2年周期で交互に勝利している。順番通りなら、今年は昨年に続いて新馬勝ちを収めている馬が勝つ番のようだ。
ここでさらに1頭が脱落。候補馬はついに2頭まで絞ることができた。
③過去3年の勝ち馬の父は、全てダービー馬
最後のオカルトデータは、勝ち馬の父に関するもの。過去3年の勝ち馬の父を順番に並べると、ディープインパクト→キングカメハメハ→ドゥラメンテと全てダービー馬。
今年の出走馬の父でダービーを勝っているのは、ドゥラメンテとキズナのみ。これで1頭に絞ることができた。
ということで、3つのオカルトデータを全てクリアしたのは、8文字で新馬勝ちしていて父がダービー馬キズナである、タガノエルピーダのみ。
ちなみに、最後まで残っていたもう1頭、ステレンボッシュの父はエピファネイア。あのダービーでの半馬身差が入れ替わっていたら、推奨馬はステレンボッシュになっていたということになる。
11年前のダービーの結果が、今年の秋華賞の推奨馬に関わってくるとは不思議なものだが、これもオカルトデータならでは。
今週ももちろん、「信じるも信じないもあなた次第」ということでお願いしたい。
(文●中西友馬)