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【今週の藤田晋】ボンドガールで中央G1初制覇なるか!ソンシは白秋Sでオープン入りを目指す

text by TOM

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藤田晋氏(Getty Images)

 今週の競馬では、人気アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』などで知られるサイバーエージェントの藤田晋代表取締役が所有する競走馬が、3日間で計4頭出走する予定となっている。

 最大の注目馬は13日(日)の京都11Rで行われる秋華賞に出走するボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)だ。重賞勝ちはないが、7月のクイーンSで僅差の2着に食い込むなど、重賞2着3回、3着1回と実績は上位といえる。

 また、昨年6月の新馬戦では、後のオークス馬チェルヴィニアを一蹴している点も強調材料となる。オーナーとしてまだ中央のG1には手が届いていないだけに、秋華賞歴代最多タイの3勝をマークしている武豊が鞍上というのは心強い。馬主としての初戴冠に向けて絶好のチャンスを迎えた。

 その他では、14日(祝・月)の東京10R・白秋Sに、デビューから一貫して芝1400m戦を使われているソンシ(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が出走する。重賞のファルコンS含む全6戦で1番人気の支持を集めている。

 6月の瀬田特別では、極端な重馬場で切れ味をそがれ11着に敗れたが、それ以外はすべて3着以内を確保している安定感が武器となる。いまだ底をみせないアイルランド産馬のオープン入りに期待は膨らむ。

 同日の東京5R・新馬戦(芝1800m)ではタイヨウノキセツ(牡2、美浦・高柳瑞樹厩舎)がデビューする。同馬は、曾祖母にスカーレットブーケがおり、祖母は2000年の新潟3歳S(現:新潟2歳S)を勝ったダイワルージュ。近親にG1を4勝し、07年の年度代表馬にもなった名牝ダイワスカーレットや、06年の天皇賞(秋)など、G1・5勝を挙げたダイワメジャーなど活躍馬多数の名門一族の出身である。

 また、12日(土)の新潟12R(3歳上1勝クラス、ダート1200m)にはバロン(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が出走する。今年の3月にダート路線に舵を切ってからは、鋭い末脚を武器に掲示板を確保している。とりわけ近2走では僅差の2、3着と勝利まであと一歩のところまできているので、鞍上に新馬戦以来のコンビとなる横山武史を背に、勝ち切りたい一戦だ。

【結果】2024年10月12日(土)新潟競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 騎手 調教師
12 3歳以上1勝クラス バロン 牝3 55.0 6着 横山武史 手塚貴久【美浦】

【結果】2024年10月13日(日)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 騎手 調教師
11 秋華賞(GⅠ) ボンドガール 牝3 55.0 2着 武豊 手塚貴久【美浦】

【結果】2024年10月14日(月)東京競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 着順 騎手 調教師
10 白秋S(3賞クラス) ソンシ 牡3 56.0 1着 川田将雅 中内田充【栗東】
5 メイクデビュー東京(2歳新馬) タイヨウノキセツ 牡2 56.0 2着 松山弘平 高柳瑞樹【美浦】