【北九州記念・敗戦の本質】2番人気デアヴェローチェは、なぜ敗れたのか…

7月5日(日)に行われたG3・北九州記念は、1番人気のフリッカージャブが優勝を果たした。一方で、2番人気に支持されたデアヴェローチェなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
フリッカージャブ
着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:10
週中から、二の脚の速さで好きなポジションを取れるタイプと書いてきたが、今回に関してはスタート自体も良かったことにより、馬なりで前へ。
内からアメリカンビキニとプロトポロスが行く構えを見せたため2番手の外へとなるが、スピードの違いで3〜4角中間では早くも先頭。
直線では一度差を詰めてきた2着馬を突き離し、ゴール前で再度迫ってきた追撃も振り切っての勝利。
これは3着馬のヨシノイースターにも言えることだが、57.5キロを背負ってのパフォーマンスを考えれば、一枚も二枚も力が抜けていたと言えるレース内容。
特にこの馬に関しては、重馬場の中で前半3F33秒1のペースは明らかに速かった。それは、ともに先行した2頭がブービーとシンガリに敗れたことから、誰が見ても分かること。
これが重賞初制覇とはいえ、貫禄さえ感じさせる勝利であった。
ジェニファー
着順:2着(9番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:9
今後の伸びしろ:7
展開予想ではハナまで想定していたが、これはこの馬と田山騎手をみくびりすぎていたという点で、私自身の大きな反省点。
馬は格上挑戦であり、鞍上は昨年ローズステークスでアイサンサンに騎乗していた田山騎手。内枠と50キロを生かした逃げの手と読んだが、選択したポジションは、前3頭を行かせた直後の4番手あたり。
さらに、前の2頭が下がってくるのを見越して、内に詰まるのを回避する早めの外出し。これだけで今年に入ってから勝ち星を量産しているのが分かるような、判断の早さと的確さであった。
惜しくも重賞制覇にはクビ差届かなかったが、賞金を加算してのオープン入り。今回は1.3着馬との斤量差が大きかった恩恵は少なからず受けた形だったが、引き続きこのコンビで重賞に挑戦する姿を見たくなるレースぶりであった。


