【府中牝馬S・敗戦の本質】1番人気ヴァルキリーバースは、なぜ敗れたのか…

6月21日(日)に行われたG3・府中牝馬Sは、5番人気のセキトバイーストが連覇を果たした。一方で、1番人気を背負ったヴァルキリーバースなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
セキトバイースト
着順:1着(5番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:7
昨年は好位追走から抜け出しての勝利も、今年は果敢にハナを切っての逃げ切り勝ち。前半800m通過が47秒2、1000m通過が58秒9というのは、昨年エリカヴィータが刻んだラップと全く同じ。
今年は雨が残った稍重馬場だったことを思えば少し速めなのかとも思ったが、終わってみれば後半800mは今年のほうが0秒5速く、昨年よりかなりパフォーマンスを上げていると言える、非常に強い競馬。
上がりの速い決着だと分が悪いことを見越して、淀みのないイーブンペースを作り出した浜中騎手の好騎乗もあったが、昨年比0.5キロ増の斤量もなんのその、後続に影をも踏ませぬ逃走劇であった。2200mのエリザベス女王杯は本質的に距離が長い感じはするが、秋に向けてどのようなローテーションを組むかが注目となる。
ニシノティアモ
着順:10着(2番人気)
パフォーマンス:6
舞台適性:9
今後の伸びしろ:8
前走のヴィクトリアマイルは積極的に出していく競馬だったが、今回は中団に控える競馬。脚質に自在性のある馬だけに、そこに関しては特に気にならなかったが、4角で下がってきた馬のあおりを受ける不利。直線では外へと持ち出すも連勝時のような伸びはなく、10着に敗れた。
たしかに不利は受けているが、それだけでは説明がつかないような大敗。やはり切れ味を持ち合わせているだけに、本質的にはパンパンの良馬場が良いタイプで、いつもの走りには見えなかった。
あとは状態面としても、G1のヴィクトリアマイルにメイチの仕上げで挑んだ1ヶ月後のレース。C評価とした追い切りの動きからも、前走と同程度の状態には見えなかった。この馬も秋はどこに目標を定めるのかが難しいところだが、血統面やレースぶりからは2200mもこなしても不思議はない。


