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【宝塚記念・敗戦の本質】1番人気クロワデュノールは、なぜ敗れたのか…

text by 中西友馬
2026年宝塚記念/1着メイショウタバル、2着クロワデュノール
2026年宝塚記念/1着メイショウタバル、2着クロワデュノール

6月14日(日)に行われたG1・宝塚記念は、武豊騎手が騎乗した2番人気のメイショウタバルが同レース連覇を果たした。一方で、1番人気を背負ったクロワデュノールなど、敗れた馬をどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

メイショウタバル

着順:1着(2番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:7

 10Rまで良馬場で行われていた中で、本馬場入場のタイミングで降り出した雨。短時間でもしっかりと降ったことで、発走直前に馬場は重まで悪化した。そしてその雨を味方につけたのがこの馬。ただしレース内容は、決して重馬場適性による勝利だけではなかった。

 戦前の予想に反して、主導権を握ったのはコスモキュランダ。ハナ争いが予想された8枠2頭は競りたくないという気持ちが強かったのか、逃げられないというよりは是が非でもハナという手綱の押し方ではなかった。

 結果的にメイショウタバルは離れた2番手、ミステリーウェイに関しては中団後ろからの競馬となった。その結果、コスモキュランダが刻んだ前半1000mの通過は60秒3。この馬自身は推定61秒台という願ってもないスローの単騎2番手というポジションを手に入れた。

 コスモキュランダに競りかけていたら手に入らなかったであろう展開。これは決して恵まれたわけではなく、武豊騎手の好判断で自ら作り出した展開。インタビューで語っていた松本会長が降らせたという雨は、それを多少アシストしたにすぎない。

クロワデュノール

着順:2着(1番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:7
今後の伸びしろ:10

 展開予想でも書いたが、今回は前のメイショウタバルをケアしながら、後ろのミュージアムやダノンデサイル、レガレイラをケアしなければならない形。

 戦前から非常に難しいレースになると考えていたが、メイショウタバルが先手ではなく番手という想定外の展開の中でも、鞍上の北村友一騎手は上手く乗っていた。

 ただ、やはりクビ差で春古馬三冠を逃したのは非常に悔しい結果。3〜4角の中間では1馬身後ろに前にいたメイショウタバルとの差が、直線入り口では2馬身半ほどに開いてしまった点が勝負の分かれ目。

 大阪杯では見事に勝利を収めたが、その時もメイショウタバルに一度離されてから差を詰めての差し切り勝ち。重い馬場でいつも以上に反応が鈍かった面があって今回は間に合わなかったが、悲観する必要は全くない2着。しかし改めて、春古馬三冠の難しさを思い知らされたレースであった。

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