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【弥生賞・敗戦の本質】皐月賞への重要なヒント!なぜ1番人気アドマイヤクワッズは敗れたのか?

text by 中西友馬
2026年弥生賞/1着バステール、2着ライヒスアドラー
2026年弥生賞/1着バステール、2着ライヒスアドラー

3月8日(日)に行われた弥生賞ディープインパクト記念では、3番人気のバステールが優勝を果たした。一方で、1番人気ながら敗れたアドマイヤクワッズなどの走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

バステール

着順:1着(3番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:8
今後の伸びしろ:9

 内枠2頭のいずれがハナを切ったとしてもペースは落ち着くと見られていた主導権争いは、最内枠のステラスペースのほうが良いスタート。これですんなり隊列が決まるかと思われたが、メイショウソラリスがハナを主張したことで若干競る形に。

 その結果、前半1000mの通過は60秒4。このスタート後のわずかな動きによって、ゆったりと流れることの多い弥生賞にしては、ミドルペースに近い流れが作り出された。

 後方2番手に構えていたこの馬にとっては理想的な形となったのは確かだが、直線で人気2頭をまとめて交わした脚は、未勝利を勝ち上がったばかりの馬とは思えないもの。

 その勝利した未勝利戦では16頭立ても経験しており、まだまだ成長の余地は残しているものの、皐月賞でも当然有力馬の1頭に数えられる存在となった。

ライヒスアドラー

着順:2着(2番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:10
今後の伸びしろ:10

 人気を分け合ったアドマイヤクワッズを見るような形で運ぶと、直線まで影のようにぴったりとマーク。進出を始めたライバルの後ろで、相手をこの馬1頭に絞って追い比べに持ち込むと、そのライバルをクビ差競り落とした。

 完全な勝ちパターンにも思えたが、その後ろからヒタヒタと迫っていた勝ち馬に交わされ、悔しい2着。

 ただ500キロを超える大型馬の久々で、追い切りの動きを見てもまだまだ上があると思っていた中でのこの走り。まだまだ粗削りな部分も多く、今後の伸びしろに関してはこの馬が一番に感じた。

 この1ヶ月の上昇カーブ次第では、皐月賞では世代トップまで上り詰めている可能性も十分に考えられる。

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