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オカルトデータ研究室! 凱旋門賞編 五輪開催年に勝利する馬の共通点……導き出されたのは?

text by 中西友馬

今週は、中央競馬でのG1開催はなし。しかし、遠いフランスの地で凱旋門賞が行われ、日本からはシンエンペラーが参戦する。そのため、日本でも馬券発売が行われる。日本独自のオッズで海外レースの馬券が発売されるようになってから早8年、海外競馬の情報も手に入れやすくなり、詳しい方もどんどん増えてきている。しかしそれでも、まだまだ海外馬のことは分からないというファンの方も数多くいるはず。そんな時こそオカルトデータの出番!ということで、凱旋門賞のオカルトデータを調べてみた。それでは早速、凱旋門賞のオカルトデータを紹介する。

Paris Olympic

 先週のスプリンターズステークスは、単勝9番人気のルガルが勝利した。オカルトデータが推奨したマッドクールは、3番人気12着という結果となった。

 こんなデータなのに人気馬を推奨、さらに大敗という目も当てられない結果に終わったが、過去の勝ち馬に共通するオカルトデータを集めて1頭に絞っているので、1着以外は2着もビリも全て同じ。推奨馬券も単勝1本なので、10回に1回、単勝10倍の馬を当てればいいというスタンスで根気強くいきたい。

 正直、先週のものと比較するとこじつけ感は強いのだが、なんとかゴールまで漕ぎつけたので、温かい目で見ていただけたら幸いである。

 ちなみに今回は全て、夏季五輪開催年に共通するデータであるが、前回大会の東京五輪は事前予定通りの2020年換算である。そのため五輪開催年というよりは、4年周期のデータとして理解してほしい。

①過去3回の夏季五輪開催年は、いずれも4歳馬が勝利

 まず1つ目のデータは、勝ち馬の年齢に関するもの。今年の夏はパリ五輪が行われたが、夏季五輪が行われた年は4歳馬が3連勝中。2012年のソレミア、2016年のファウンド、2020年のソットサスはいずれも4歳馬であった。

 今年の出走馬の中で4歳馬は6頭。早くも日本馬シンエンペラーが脱落してしまった。

②過去3回の夏季五輪開催年は、仏調教馬→愛調教馬→仏調教馬が勝利

 2つ目のデータは、勝ち馬がどの国の調教馬であるかに関するもの。ソレミアは仏調教馬、ファウンドは愛調教馬、ソットサスは仏調教馬であるため、今年は順番的に愛調教馬が勝つ番になる。

 4歳馬6頭のうち、愛調教馬なのは2頭のみ。いよいよゴールが見えてきた。

③過去3回の夏季五輪開催年は、いずれもJRAで100勝以上を挙げている騎手が勝利

 最後のデータは、勝ち馬の騎手に関するもの。ソレミアの鞍上はO.ペリエ騎手(JRA379勝)、ファウンドの鞍上はR.ムーア騎手(JRA143勝)、ソットサスの鞍上はC.デムーロ騎手(JRA195勝)と、いずれも日本でもお馴染みのジョッキーであり、それぞれJRAで100勝以上を挙げている。

 ここまで残ったのは、アルリファー(武豊騎手)と、コンティニュアス(C.スミヨン騎手)の2頭。武豊騎手はJRA通算4537勝を挙げており、もちろん文句なし。C.スミヨン騎手もエピファネイアでJCを制するなど、日本での実績は十分あるが、JRA通算64勝で100勝には届かなかった。

 ということで、3つのオカルトデータを全てクリアしたのは、なんと武豊騎手騎乗のアルリファーのみ。

 日本調教馬悲願の凱旋門賞制覇も見たいところだが、もちろん武豊騎手の凱旋門賞制覇も見てみたい。そんな歴史的快挙を後押しするデータとなった。

 言うまでもないが今週も、「信じるも信じないもあなた次第」ということで。

(文●中西友馬)