HOME » コラム » インタビュー » 「ずっと応援できる子を見つけたい」。競馬好き声優・折原日菜インタビュー後編【こうして私は競馬好きに】 » ページ 2

予想は「自分を信じることがすごく大事」

――折原さんのなかで競馬が新たな趣味になってきているかと思いますが、競馬から得た教訓や学びはあったりしますか?

 私はあまり落ち込まないタイプなんです。外れたときはなかったことにします。(笑)

――大事ですね!(笑)

 何でもそうですが、ただ見ているだけでは何も変化はない。馬券は金銭面が絡んでくるので、失敗することもありますが、買わなければお金が増えることもない。

――まず買わなければ、的中もないと?

 はい。あとは、安定のゾーンで買っていても何も変わらないってこともありますよね。例えば「この子は分からない」という馬を紐で一頭入れることで、奇跡が起きたりもするし、やっぱりそういうチャレンジ精神って大事かなと。自分を信じることがすごく大事です。それこそファンの方との交流で、「僕の本命はこの子だよ」、「この子も絶対走るよ」みたいなことをおっしゃって。でもやっぱり自分を信じて良かったパターンもあるし、「さすが先輩!」と思うこともある。ただやっぱり自分がいいなと思った馬を応援した結果っていうのは、何にせよ楽しいじゃないですか。どういう走りをしても、今回は調子が良かったかな、悪かったのかなって思えるから。

――馬券って自分自身との戦いという側面もありますよね。

 競馬のカルチャースクールに行ったときに、パドックの見方も教えてもらうことがあったのですが、首の動かし方、足の運び方を細かく見ることはもちろん大事だけど、最終的にはビビッとくる馬を選ぶというのが良いみたいで。いいなと思った馬が、そのレースでどのくらいの走りをしたかというのをちゃんと覚えておくことが大事なんだそうです。そのためには見る目を養わないといけないと思いましたし、競馬は長年楽しめる娯楽なんだな、と感じました。

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