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騎手って1週間どう過ごしてる?休みはある?杉原誠人騎手のリアルな日常「抽選や除外などで…」

2025年11月9日福島7R/杉原誠人騎手・ホウオウブースター
杉原誠人騎手(写真左)

競馬への理解を一段と深める一冊、『サラブレッド大辞典』(株式会社カンゼン刊)が好評発売中だ。今回は本書の内容から、「騎手の過ごす日々」の章を一部公開。JRA騎手・杉原誠人騎手が、どのようなスケジュールで過ごしているのかを紹介する。

■書誌情報

書名:サラブレッド大辞典
編著:ウマフリ
定価:2,420円(本体2,200円+税)
判型:A5判
ページ数:224P
ISBNコード:978-4862557858
発売日:2025年12月19日

騎手の1週間のスケジュールは?

 騎手にとって唯一の休みは競馬開催終了翌日の1日(通常は月曜日)。火曜日から金曜日はトレセンで調教に参加する。調教開始時間は季節によって異なるが、11月だと7:00に開場する。

 1日に約4、5頭に騎乗し、汗をかく。追い切りは水曜日に集中するので、最近はあえて木曜日に追い切る厩舎も増えてきた。

 木曜日は午後に出馬投票がある。杉原騎手も厩舎所属時は出馬投票での抽選や除外などでバタバタしていたという。これも競馬の難しさ。思惑が外れた時にすぐ別案を考える。

「たとえば『新潟で権利がとれたから、中3週で中山で使うよ』という感じで、ある程度、先の予定は決まってきますね」

 週末は調整ルーム入りからはじまる。入室前にトンカツを食べるなど特別なランチで験を担ぐ騎手もいるが、杉原騎手は験担ぎはしないという。ルーム入りの時間は騎手によって違うが、21:00には携帯電話を預け、競馬モードに入っていく。

 ただし、厩舎に所属する若手騎手のなかには土曜日も調教があるため、トレセンの調整ルームに入り、早朝に調教をこなしてから競馬場に向かうこともある。その移動の際のタクシーは、JRAが手配したものに乗るそうだ。

とある1日のスケジュール

杉原騎手のとある1日のスケジュール

 杉原誠人騎手は、騎乗する最初のレースの3時間前に体を「起こす」よう心がけている。この日は1レースに騎乗するので、朝は6:45に起床。サウナやストレッチで体を整え、競馬場へ向かう。前検量は発走の50分前と決まっており、そこに合わせてスケジュールをこなしていく。

「いろいろな人がいますね。先に食事する人もいますし、合間にラーメンを食べる人もいます」

 各騎手にはそれぞれのルーティンがある。レース当日は騎乗スケジュールに合わせて、ベストを尽くせるように調整していくという。

 パドックで騎乗する時は、跨った際の馬の挙動や歩き方を観察し、騎乗馬の状態を敏感に感じとっていく。

「返し馬は特に繊細に馬のことを考える時間ですね。ゲート裏で輪乗りしているときも、歩き方を変えさせたり、片方のハミ受けが悪いときもあるので、修正したりします」

 ことさらGⅠ直前の輪乗りは空気が変わるという。その緊張感もGⅠに騎乗しなければ体験できない貴重な時間だ。

 レース後は、たとえ勝利していたとしても、なにより無事に馬を止めることが最優先。競馬が終わって力が抜けた馬がつまづくこともあり、厩務員さんに渡すまでは気を抜けない。

 その後は調教師や厩舎スタッフとレース内容を振り返り、また次のレースへ。忙しないなかでも決して集中力を切らさない。

※さらに詳しい内容は【『サラブレッド大辞典』】をご購入ください。

【了】

■書誌情報

書名:サラブレッド大辞典
編著:ウマフリ
定価:2,420円(本体2,200円+税)
判型:A5判
ページ数:224P
ISBNコード:978-4862557858
発売日:2025年12月19日

〇書籍は下記アマゾンリンクより予約・購入いただけます。
『サラブレッド大辞典』