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【日経新春杯・勝利の本質】1番人気ゲルチュタールは、なぜ勝てたのか?気になる3頭を10点満点で採点

text by 中西友馬
2026年日経新春杯を制した時のゲルチュタール、2着ファミリータイム
2026年日経新春杯を制した時のゲルチュタール、2着ファミリータイム

1月18日(日)に行われた日経新春杯では、1番人気のゲルチュタールが優勝を飾った。一方で、上位人気ながら惨敗した馬や、下位人気ながら好走した馬もおり、その走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

ゲルチュタール

着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:7
今後の伸びしろ:10

 2400mを3分割すると、48.6-50.8-46.3というラップ。テンからゆったりと流れていたわりに馬群は縦長であり、中間の800mでさらにペースが落ちるという異質な展開。前の馬たちにラスト800mで4秒5もペースアップできる余力が残っていては、後続は手も足も出なかった。

 そんな中、2番手を追走していたこの馬にも展開が向いたと思われるだろうが、元来このような瞬発力勝負は苦手なタイプ。それでも結果を残せたのは力をつけている証拠であるが、2番手につけた上に早めに前をつぶしにいった鞍上のファインプレーでもあった。

 結果的に、逃げ馬は差し返し気味にしぶとく抵抗していただけに、可愛がっていたら負けていた可能性大。個人的な願いとしては、人気を落として天皇賞(春)で狙いたかったがそれは叶いそうもなく、堂々の主役候補として春には再び淀へと乗り込む。

ファミリータイム

着順:2着(11番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:5
今後の伸びしろ:7

 ゲルチュタールのところで先述した48.6-50.8-46.3というラップを作り出したのは、この馬と松山騎手のコンビ。それにしても松山騎手は、毎年リーディングトップ5に入るような騎手であるにも関わらず、度々このような穴をあける印象のジョッキーである。

 巧みなペースを作り出して後続に何もさせなかったというのも素晴らしかったが、追い切りからしても前走と比較して状態は確実に上がってきていた。

 ただこの馬の良績は中京と阪神の非根幹距離に集中しており、京都2400mがベストとは言い難い。その中でも結果を残したのは、こちらも力をつけているということ。

 後からならなんとでも言えるが、三田特別ではこちらが4キロ重くてゲルチュタールと5馬身差。今回は逆に1キロもらいであることから、その時とは5キロ違うこととなる。1キロ=1馬身換算でぴったり並ぶとなれば、今回の好走は必然だったのかもしれない。

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