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【学生馬券王決定戦|第10戦の結果】最終戦・有馬記念でドラマ?3ヶ月に及ぶ戦いの結末は…

学生馬券王・有馬記念
学生馬券王・有馬記念

学生たちによる熱き予想バトル「学生馬券王決定戦」は、第10週目の有馬記念開催日をもって、ついに完結の時を迎えた。シーズン終盤に入ってからは順位争いがさらに熾烈となったこの戦い。最後に笑顔で締めくくることができたのは一体どのサークルだったのだろうか。[1/2ページ]

最終戦・有馬記念でドラマ?3ヶ月に及ぶ戦いの結末は…

 最終戦となった第10週の「学生馬券王決定戦」は、有馬記念当日に予想対決が行われた。

 前回までの順位は、1位・北海道大学競馬同好会、2位・一橋大学Pacara!、3位・早稲田大学テンポイント。果たして、この最終週で順位に変動はあったのだろうか。

 まずは、メインレースとなった有馬記念の結果を振り返る。1着はC.デムーロ騎手騎乗の3番人気ミュージアムマイル。2着に12番人気のコスモキュランダ、3着には2番人気ダノンデサイルが入線した。1番人気に支持されたレガレイラは4着に終わっている。

 各サークルの本命印が最も集まったのは、3票を集めたミュージアムマイル。ほかには、エキサイトバイオ、ジャスティンパレス、レガレイラ、ダノンデサイルにそれぞれ1票ずつと分散した。本命にミュージアムマイルを指名していたのは、北海道大学、一橋大学、東北大学の3サークルである。

 東北大学は、2着に入った12番人気コスモキュランダに印を回しておらず、逆転狙いで3連単に絞った勝負に出たため、ワイドも未購入。惜しくも的中にはいたらなかった。

 その一方で、北海道大学と一橋大学はワイドで的中。総合1位と2位のサークルが、最後の最後まで一歩も譲らない激闘を繰り広げることとなった。的中数は両者ともに4つで並んだまま。

 さらに北海道大学は、選択レースとして中山5レース・新馬戦で、クラウトロックを指名。ここで1.9点を加算し、中央大学を逆転。選択レース部門で4位に浮上する結果となった。以上が、先週の的中サークルである。

 タラレバではあるが、もし北海道大学がワイドを購入しておらず、かつ選択レースも外していた場合、一橋大学が優勝していた計算となる。それだけに、最後まで1位を守り切り、さらに差を広げた北海道大学の勝負強さは見事というほかない。

 早稲田大学も最終週は逆転を狙いエキサイトバイオを本命に据え、唯一コスモキュランダに印を回していた。結果は身を結ばなかったものの、あと数戦続いていれば大万馬券を的中させても不思議ではない、そんなポテンシャルを感じさせる戦いぶりだった。

 特筆すべきは、全7サークル中3サークルが回収率100%超を記録した点だろう。競馬ファンであれば、回収率100%を超えることがいかに困難であるかは自明である。その壁を学生たちが乗り越えた事実は、本大会のレベルの高さを物語っている。

 最終順位は、1位・北海道大学競馬同好会、2位・一橋大学Pacara!、3位・早稲田大学テンポイントが入賞。続いて4位に九州大学競馬サークル、5位に東北大学競馬サークルDreams、6位に中央大学Pixie、7位に京都大学競馬研究会という結果で、激闘の3ヶ月間は幕を下ろした。

「学生馬券王選手権 2025・秋の陣」は、これにて終了となる。

 短期決戦となった本大会で、力を出し切ったサークルもいれば、悔しさを残したサークルもあっただろう。しかし、どのサークルも確かな見せ場を作り、それぞれの予想スタイルを存分に示してくれた。的中にいたらなかった予想の中にも、学びや参考になる視点は多かった。

 最後に、本大会に参加してくれたすべてのサークルに、心からの感謝を伝えたい。3ヶ月間、真剣に予想と向き合い続けてくれたからこそ、「学生馬券王決定戦」はこれほどまでに熱量のある企画となった。また、今回は参加しなかった大学サークルの中にも、この戦いを熱心に見守ってくれていた競馬ファンは少なくなかったはずだ。

 若い競馬ファンがこれほど多く存在することをあらためて実感できたのは、何より喜ばしい。今後もそれぞれの形で競馬を楽しみ、このエンタメをさらに盛り上げていってほしい。形はどうあれ、もし再びこのような大会を開催する機会があるならば、今回以上の盛り上がりを期待しつつ、本大会の締めの言葉としたい。

【ルールブック】学生馬券王決定戦 presented by 競馬チャンネル

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