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2025年皐月賞を制したミュージアムマイル
2025年皐月賞を制したミュージアムマイル

全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」! 最終戦の舞台は有馬記念だ。一年を締めくくるグランプリレースであり、 学生馬券王決定戦にとっても、すべてが決まる最終決戦となる。 ここまで積み重ねてきた予想が、ついに結果として現れる。果たして、最後に笑うのはどのサークルなのか……。[6/8ページ]

現在第5位:東北大学競馬サークルDreams

■有馬記念の予想

◎4.ミュージアムマイル
◯6.メイショウタバル
▲9.ダノンデサイル
△5.レガレイラ
△1.エキサイトバイオ
△3.ジャスティンパレス
◎ミュージアムマイル

 天皇賞秋、JCの内容を見ても現3歳牡馬クラシック路線のレベルは高い。その中で皐月賞を0.3秒差で制したこの馬の実力は相当なものがあるはずだ。鞍上C.デムーロ騎手とのコンビでは完全連対。Cデム騎手といえば去年は大外のシャフリヤールをあわや勝ちまで持ってきており、鞍上面ではこの馬が最も信頼できる。

 秋3戦目にはなるが、天皇賞秋から十分に間隔をあけており、実際に【調教?】タイムも自己ベストを記録するなど状態面もバッチリ。過去この馬が飛んだ弥生賞やダービーは外々を回らされた結果足がたまらないというレースであったため枠が最大の心配だったが、これも杞憂に終わった。母系的に若干の距離不安はあるが、内枠で足を貯めれば誤魔化せるだろう。

〇メイショウタバル
 当年の宝塚記念を3馬身差以上で勝利した馬は有馬記念で馬券を外したことがない。阪神内回りと中山内回りという直線が短いレース同士相通じるところがある。逃げのスタイルが取りざたされる本馬であるが、本当の武器は現役屈指のコーナリングだ。コーナー6回のコースは距離不安よりむしろアドバンテージにすらなる。

 調教をみると、手前をあまり変えない馬であるため、直線の長いコースは不向きなはず。それなのに、前走の天皇賞秋は大外枠から逃げてあのマスカレードボールと0.2秒差。3着とも0.0秒差であるから、直線が短い中山ではズドンだ。また、3枠6番という枠は有馬で最も成績の良い枠。JCをパスしてここに絞ってきたローテも良い。日高の馬で有馬を勝つ。亡くなった先代の遺言を道しるべに、ドラマのような結末を見せてほしい。

▲ダノンデサイル
 不安は多い。しかしこの馬が持つ「実績」は決して無視できない。ダービー、ドバイシーマという勝ち鞍。去年の有馬も3着。絶対になめてかかってはいけない馬だ。陣営の秋の本命レースはJCであったと思われるし、そのJCではカランダガン、マスカレードボールに離された3着と順位以上のふがいなさを見せている。

 レースではやや力んで走るようになってきたのも怪しい。走法を見ても決して中山向きとは思えない。だが切れないほどの実力と魅力をこの馬は持っている。現状、やや過剰人気とみてこの印とした。

 後付けながら、有馬3着馬が次の有馬で好走した例は多く、近年もシュヴァルグランや有名どころではナイスネイチャもおり、そこもプラス要素としている(謎に翌年も3着のパターンが多い)。なのでダノンデサイル絡みの馬券は3着固定で購入する。

△レガレイラ
 「有馬記念と言えばリピーター」というイメージがあるが、前年勝ち馬の成績はグレード制以降(3-0-3-13)とそこまで高くない。当馬は去年と同じくエリザベス女王杯からの秋3戦目というローテではある。しかしここまでの仕上げ方が違っている。去年は木村哲也厩舎流の3頭併せ調教をエリ女で行わなかった。

 今年は3戦全てで行っており、その影響もあってか陣営も状態面でやや言葉を濁す。ノーザンFの関東馬は1レース入魂が基本であり、3戦目の疲労は無視できない。相性の良い戸崎騎手とのコンビをルメール騎手に戻す点も歓迎材料とは言いきれない。近2走のパフォーマンスや好枠をみると消し、とまではいかないが人気も見込まれるだけに軽視寄りに。

△ジャスティンパレス
 このレースで引退を迎えるジャスティンパレスは、ここにきて2度目の充実期を迎えているかもしれない。今年の天皇賞秋では3歳2強に次ぐ3着、JCは5着だったものの、全体的には去年よりも好成績でこの有馬記念を迎えている。鞍上の団野騎手も騎乗機会は1度ながらその秋天3着と相性もよさそうである。引き当てた2枠3番もかなりの好枠。この馬を買う理由は決して引退だからではない。この馬の実力を見込んでいるからなのだ。

△エキサイトバイオ
 前述のとおり、今年の3歳のレベルは高い。その菊花賞で激走を見せた馬がこの好枠、この想定人気なら抑えざるを得ないだろう。菊花賞からの有馬記念は3歳の王道ローテであり、その菊花賞の内容を見ても、差し決着のなかで唯一粘っていたこの馬は強いと評価する。

 陣営もその菊花賞より状態は上がっているといい、この馬を切る要素が少ないというのが事実だ。前走、雨の菊花賞というのがこの馬のこの上ない好条件に恵まれたとはいえ、馬券妙味、そして菊花賞的中の縁もあって印を打つこととした。

券種:3連単
方式:フォーメーション
買い目:4-1.3.5.6-9 4点×2000円
4-1.3.5.6-1.3.5.6 12点×1000円
    計20000円

■選択レース:ホープフルステークス

◎ノチェセラーダ
 人気馬が強いホープフルSであるが、あの超大穴ドゥラエレーデの激走は記憶に新しい。今回その影を感じさせるダークホースがノチェセラーダだ。新馬戦こそアーレムアレスに負けたものの、前走黄菊賞では逆転。キッコベッロを物差しにすると、今回人気のバドリナートとも差はないだろう。ホープフルSは外国人Jが強い舞台。この人気で買えるならぜひ狙いたい一頭。

■選択レース:阪神11Rギャラクシーステークス

◎コンティノアール
 統計的にやや荒れがちな阪神ダート1400mOPクラス。このギャラクシーSではコンティノアールを選んだ。前走オータムリーフSでは着差着順以上に内容を評価している。過去にはリステッド競争を制したこともあるし、実は外国人Jでの好走が多いなど、頭もあると見込んでいる。

(文●東北大学競馬サークルDreams)

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