学生たちによる熱き予想バトル「学生馬券王決定戦」は、戦いは最終局面となる第9週目を迎えた。先週の対象レースは、2歳マイル王決定戦・朝日杯フューチュリティステークス。レースは2番人気のカヴァレリッツォが優勝し、2着にはダイヤモンドノット、3着にアドマイヤクワッズが続いた。大きく波乱のある決着ではなかったものの、果たして的中させたサークルは現れたのだろうか。[1/2ページ]

またも首位逆転で、北海道大学が総合1位！2位はタッチの差で一橋大学

　残り2戦となった、第9週の「学生馬券王決定戦」は、朝日杯フューチュリティステークスの当日に予想対決が行われた。

　前回までの順位は、1位・早稲田大学テンポイント、2位・北海道大学競馬同好会、3位・九州大学競馬サークルという並びだったが、今回は順位に変動があったのだろうか。

　まず、メインレースである朝日杯フューチュリティステークスの予想では、1番人気のアドマイヤクワッズが本命票を4つ集めた。続いてリアライズシリウスが2票。カヴァレリッツォは中央大学競馬サークルpixieのみが本命に推すなど、各サークルで評価が分かれる形となった。

　レース結果は、1着カヴァレリッツォ、3/4差の2着にダイヤモンドノット、3着にアドマイヤクワッズが入線した。

　ダイヤモンドノットは5番人気だったものの、馬券圏内に入った3頭はいずれも単勝オッズ10倍未満で、大きな波乱は起きなかった。

　このレースを的中させたのは一橋大学Pacara!のみ。本命にアドマイヤクワッズを据えたワイド流しでダブル的中を果たし、3連複を選ばなかった判断が回収率向上にもつながった。

　さらに、一橋大学Pacara!は、選択レースで阪神10レースの「ベテルギウスステークス」でルシュヴァルドールを指名。8番人気単勝オッズ19.9倍の大的中。選択レース部門で一気に首位へ躍り出た。

　しかし、この一人勝ちを許さなかったのが北海道大学競馬同好会だ。こちらも選択レースで的中。中山7レース「2歳未勝利」でジッピーチューンを指名し、単勝オッズ分の3.7点を加算した。

　その結果、総合ポイントで一橋大学Pacara!と北海道大学競馬同好会が同率首位となったものの、菊花賞での大的中をしている北海道大学競馬同好会が「最大回収率」の差で1位となった。

　総合順位は1位・北海道大学競馬同好会、2位・一橋大学Pacara!、3位・早稲田大学テンポイントとなった。首位と2位の差はなし。2位と3位の差は3ポイントという僅差である。

　残るは最終戦・有馬記念のみ。ラストは特別ルールにより、通常の2倍のチャンスが用意されており、簡単ではないものの、すべてのサークルに逆転の可能性が残されている。

　果たして、来週にに笑っているサークルはどこなのか。秋のGⅠシーズンを通じた戦い、その決着の瞬間は必見だ。

・【ルールブック】学生馬券王決定戦 presented by 競馬チャンネル