全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」！
第8戦の舞台は阪神ジュベナイルフィリーズだ。今年も2歳女王決定戦に相応しい、来年の牝馬クラシック戦線が楽しみになるメンバーが集まった。学生馬券王決定戦も残り3戦。果たして各サークルは、どの馬に重い印を託したのか。[7/8ページ]

現在第6位：中央大学競馬サークルpixie

■阪神ジュベナイルフィリーズの予想

◎6アルバンヌ
◯5ギャラボーグ

　今年の2歳女王決定戦は、異常事態だ。重賞ウィナーのフィロステファニ、フェスティバルヒルが不在。唯一の実績馬タイセイボーグは大外枠という死に枠に放り込まれた。この混戦を制するのは誰か。雰囲気だけの人気馬に飛びつくのは愚策だ。

というわけで、本命は◎アルバンヌ。
　勝利へのパスポートは過去10年のデータが示す「内〜中枠・馬体重460kg以上」。この生存条件を適用した瞬間、断然人気のアランカール、マーゴットラヴミーはフィジカル不足で脱落。後者に関しては使い詰めという点でも軽視せざるをえない。スターアニスは血統的距離不安、タイセイボーグは枠の壁に阻まれる。

　そうして唯一生き残ったのがこの馬だ。消去法だけではない。1週前追い切りでは栗東CWで79秒台という、古馬G1級の鬼時計をマーク。物理的な完成度と、データ上の生存権を併せ持つのはこの馬しかいない。

対抗は◯ギャラボーグ。
　実績不足と侮るなかれ。オルネーロやマテンロウゲイルといった骨っぽい牡馬たちと接戦を演じてきた経験値は、牝馬限定戦に入れば一枚上手だ。何より、2歳マイル戦の急所を知り尽くした川田将雅が手綱を取る。それでいて評価が甘いなら、ここが絶好の狙い目となる。

　このままでは中央大学が逆神となってしまう。いい加減当てたいところだ。普段はこんなんじゃないですよほんとに。

券種：ワイド
買い目：5=6 計1点10,000円

■選択レース：中山11Rカペラステークス(GⅢ)

◎テーオーエルビス
　今週の中央大学は中山のダートスプリント重賞、カペラSを選択したい。今回はデータに基づいて勝ち馬を絞っていく。過去10年の傾向を見ると、勝ち馬はすべて1～4番人気以内。さらに直近の9年間では、3走以内に1着になっていた馬が勝っている。ここまでのデータに該当するのは、現状テーオーエルビスとヤマニンチェルキ。

　ただ、ヤマニンチェルキは芝スタートに不安のある馬で今回の大外枠は割引。というわけで本命は◎テーオーエルビスにしたい。条件戦3連勝中と勢いは十分。1200m戦だけならば勝率は100%だ。昨年覇者のガビーズシスターが怖い存在だが、能力は重賞のレベルにあるはずなので、ここは突き抜けてほしい。

（文●中央大学競馬サークルpixie）