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2025年野路菊Sを制した時のアランカール
2025年野路菊Sを制した時のアランカール


全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第8戦の舞台は阪神ジュベナイルフィリーズだ。今年も2歳女王決定戦に相応しい、来年の牝馬クラシック戦線が楽しみになるメンバーが集まった。学生馬券王決定戦も残り3戦。果たして各サークルは、どの馬に重い印を託したのか。[6/8ページ]

現在第5位:東北大学競馬サークルDreams

■阪神ジュベナイルフィリーズの予想

◎4.アランカール
◯8.ヒズマスターピース
▲17.タイセイボーグ
△7.マーゴットラブミー
△5.ギャラボーグ
△6.アルバンヌ

◎アランカール
 2歳重賞メンバーが不在の中、OPから力強さを見せた超良血馬。切れる脚も使えており、直線が長い阪神外回りで馬券内に入ってくる確率は高いだろう。実際、過去10年の阪神JFでは上がり最速馬の複勝率は70%。飛んだのは8枠だったドゥーラとナミュール、そして15番人気だったペルソナリテであるが、当馬は8枠でも人気薄でもない。多頭数での経験が少ないことや若干の馬格のなさは気になる所ではあるが、ダービージョッキーがうまくエスコートしてくれるはずだ。

〇ヒズマスターピース
 名伯楽国枝調教師がアパパネやステレンボッシュと比べても遜色がないと述べるほどの逸材。赤松賞から阪神JFのローテは、国枝厩舎にとって黄金のローテ。アパパネ(阪神JF1着)をはじめ、ダノンベルベール(同2着)、ステレンボッシュ(同2着)と赤松賞を制した国枝厩舎の馬はJFで連対率100%。

 また阪神JFをスルーしたアカイトリノムスメもその後G1で活躍と、期待を込めているのは明らか。調教の動きや首が低いフォームも名馬の雰囲気を漂わせる。今年度で定年となる国枝氏、騎手引退となる鞍上藤岡祐介騎手、種牡馬引退となった父スクリーンヒーローなど、最後を迎える男たちにとっての「マスターピース」となれるか、注目している。

▲タイセイボーグ

 この馬の不安要素はただ一つ。大外枠だ。過去10年で桃色の帽子が馬券内に来たのは名牝リスグラシューただ一頭。かつてはナミュールやリアアメリアなどの名馬が沈んできた悪魔の枠である。これを除けばこの馬はとてもいい条件が整っている。

 このメンバーでも少ない2歳重賞好走馬であり、前走も3着に負けたものの進路どりや展開を考えれば強い内容であった。ここにきて調教がかなり良化しているのも素晴らしい。もしもこの馬が良い結果を残したのなら…そんな将来性も含めて馬券に入れたい馬だ。

△マーゴットラヴミー
 新馬戦からレコードをたたき出し、2戦目白菊賞も逃げきって、いよいよG1へと挑戦してきた快速牝馬。鞍上には武豊騎手を据えて、勝利への体制は整ったか。逃げが比較的不利な阪神JF、中1週の詰まったローテ、430キロほどと馬格のなさなど不安要素はあるものの馬券内に残せる脚と騎手の腕はあるとみた。

△アルバンヌ
 こちらも条件戦からいい内容で勝ち上がってきた馬。前走サフラン賞では、短い中山の直線で若干のズブさを見せたものの問題なく差し切り勝利。直線が長くなる阪神外回りは良い条件となるだろう。ルメール騎手から手綱を譲り受けたのは、先週チャンピオンズカップ三連覇を果たした坂井瑠星騎手であり、乗り代わりの不安を最小限に抑えてきた。

 牝馬としても馬格があり、また調教では自己ベストを更新したこともプラス材料。調教で行きたがる面を見せたことは若干の不安材料だが、折り合いの上手い坂井騎手なら乗りこなしてくれるだろう。

券種:ワイド
方式:1頭軸流し
買い目:4-5.6.7.8.17 5点各2000円

■選択レース:中山9R 霞ヶ浦特別

◎ソルトブリーズ
 前走の2勝クラスは同日3勝クラスよりも決着タイムが速いハイレベル戦。昇級初戦で5着は立派。今回坂路ではラスト1ハロン自己ベストをマーク。面白い一頭。

(文●東北大学競馬サークルDreams)

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