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2025年野路菊Sを制した時のアランカール
2025年野路菊Sを制した時のアランカール


全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第8戦の舞台は阪神ジュベナイルフィリーズだ。今年も2歳女王決定戦に相応しい、来年の牝馬クラシック戦線が楽しみになるメンバーが集まった。学生馬券王決定戦も残り3戦。果たして各サークルは、どの馬に重い印を託したのか。[2/8ページ]

現在第1位:北海道大学競馬同好会

■阪神ジュベナイルフィリーズの予想

◎4 アランカール
○7 マーゴットラヴミー
▲6 アルバンヌ
△5 ギャラボーグ
△9 スターアニス
△17 タイセイボーグ

 先週のチャンピオンズカップでは惨敗を喫した弊会。言い訳の余地無し。今週は当てる、それだけだ。

 週末の阪神は雲行きが怪しい。馬場が渋る可能性も頭に入れつつ。

 本命◎はアランカールでいく。斉藤厩舎×北村友一はクロノジェネシスやクロワデュノールを想起させる。ここ2戦を見ると、正直能力が違ったという勝ち方。新馬戦ではスタートで後手を踏んだが、スローペースの中、鞍上の指示に素早く反応し中団まで押し上げる。

 4角では抜群の手応えで先頭集団に並びかけ、ノーステッキであっさりと突き抜けた。捲り競馬をしながら、上がりは2位に0.7秒差をつけて36.4。他馬の能力が疑問なのはあるが、この馬だけ能力が違いすぎた。

 野路菊Sでは、かなり後方待機の競馬。新馬戦同様、残り4Fぐらいからギアを上げていき、最後方からごぼう抜きで3と1/2馬身差の快勝。上がりは2位に1.2秒差の33.3と、流石に積んでいるエンジンの違いを感じる。タイムも1.33.5と速い…。

 血統面から見ても、素晴らしい名牝系でクロスも多数。阪神も合うだろう。確かにテンの遅さなど、荒削りな面は残る。しかし、それを補って余りある能力を備えており、この馬ならこのレースを制するにふさわしい存在と言えるだろう。

 対抗○はマーゴットラヴミーでいく。鞍上に頼れる武豊を確保できたのは大きい。ここ2戦をみていこう。新馬戦では、スタートを決めてインの番手で我慢する競馬。多少なりとも、インで我慢させる経験ができたのは大きい。4角直線ではインから抜け出し、追い出すとあっさり突き抜けて快勝。

 新馬戦にしては、600m通過34.8で、坂区間の2Fからは11.0-11.7とそこそこなラップだったのもあり、タイムはレコード。手応えに余裕があったし、上がりは2位に0.6秒差の33.4と素晴らしい。

 白菊賞ではハナを切る競馬をし、抜群の手応えで直線はただ突き抜けるだけの圧勝。11/30の京都が外差し馬場だった中、内から突き抜けたのも好印象。他馬の能力は疑問だが、流石に能力が違ったか。今回も当然期待。

 単穴▲はアルバンヌでいく。

 新馬戦では内で我慢しつつも、直線で外差し馬場を内からしぶとく伸びてきた点を高く評価したい。勝ったフェスティバルヒルはファンタジーSの勝ち馬であり、敗戦を過度に気にする必要はないだろう。

 2戦目からはシャドーロールを着用。前走の内容を見ても、その効果は少なからず表れているように映る。やや制御の難しいタイプだが、前走はクラスが上がって中山1600に替わったことで、むしろ追走がスムーズだった。上がりは最速の33.7。内容的にも、これまでの3戦で最も良かったと言える。

 そうした点を踏まえると、今回のメンバー構成なら上位に食い込む可能性は十分。ルメール不在でも、坂井騎手なら勝負気配を感じさせる。ここは上位評価としたい。

 連下△はギャラボーグ、スターアニス、タイセイボーグの3頭。

 まずはギャラボーグ。正直弊会も掴みかねている。ここ2戦を見ても、格別に評価できるような点はなく、能力に疑問は残る。前走2着のマテンロウゲイルが次走で勝利しているのは好印象。ダノンの馬主ではなく、ロードに行っているのもどうだろうか。鞍上に川田騎手を確保できたことと、ある意味で未知数なところがあるので連下とした。

 次にスターアニス。この馬も評価に困った。ドレフォン産駒だけに阪神替わりがやや不安である点、そして母エピセアロームが1200mで重賞2勝、阪神JFでは8着に敗れている血統背景も気になるところだ。母父ダイワメジャーも悪くはないが、できれば1200〜1400mでこそ真価を見たい印象がある。

 さらに母系的には、夏の小倉や中京のような条件が合いそうな可能性もあり、その点も評価を難しくしている。一方で、前走のパフォーマンス自体は確かなものだった。速い流れを先団で追走し、レコード決着の中での2着。勝ったキャンディードは次走で敗れたものの、病気的なものもあり、言い訳が立つ内容。ここでは連下までの評価としたい。

 最後にタイセイボーグ。前走のアルテミスSでは、外差しの馬場を内から伸びてきて上がり最速の3着。新潟内回りのダリア賞では最後方から2着。新潟2歳でもフェスティバルヒルに一応先着しているので能力はあるのだろう。しかし、右回りに戻るはかなり不安と言わざるを得ない。

 阪神の新馬戦ではスムーズに立ち回ってクビ差の勝利。だが、2着のジェイストリーク、3着のビッグヒーローが未勝利を脱出できていない。また、タイムやラップもそこまで評価できない。一戦だけとは言え、この内容では不安が残る。左回りでは結果が出ているので、その点を考慮して連下まで。

 馬券はアランカールを中心に3連単で勝負。

券種:3連単
買い目:4.7-4.5.6.7.17-4.5.6.7.9.17 (32点 各300円 計9600円)

北海道大学/阪神JF予想
北海道大学/阪神JF予想

■選択レース:中山10R 師走S

◎テーオーパスワード
 先週のチャンピオンズCでは抽選落ちで出走できずも、多くの期待を集めていた馬。フォーエバーヤングと同期で着差こそ大きいもののKYダービー5着と実力は間違いないものがある。前走は伸びず負けてしまったが、ここでは問題ないのではないだろうか。

(文●北海道大学競馬同好会)

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