HOME » ニュース » 最新情報 » 【学生馬券王決定戦|チャンピオンズカップ】サークル予想は二分!ナルカミ vs ウィルソンの構図 » ページ 3


全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第7戦の舞台はチャンピオンズカップだ。今年は、有望な3歳馬2頭に加え、GⅠ級で優勝歴を持つ古馬勢も揃い、例年以上に力の拮抗したメンバー構成となった。企画としても重要な局面を迎える一戦。果たして各サークルは、どの馬に重い印を託したのか。[3/8ページ]

現在第2位:早稲田大学 テンポイント

■チャンピオンズカップの予想

2024年チャンピオンズC/2着ウィルソンテソーロ
2024年チャンピオンズC/2着ウィルソンテソーロ

◎⑧ウィルソンテソーロ
○⑪シックスペンス
▲⑦ラムジェット
△③メイショウハリオ
△⑥ハギノアレグリアス
△⑫ナルカミ

 昨年のチャンピオンズCでは、上位3頭の組み合わせに加えて並び順までもがその前年と全く変わらないという珍事が起こった。

 チャンピオンズC自体はリピーターが強く、勝ち馬から探すと14年4着→15年1着のサンビスタや15年3着→16年1着のサウンドトゥルー、19年4着→20年1着→21年2着のチュウワウィザードなどが連続して好走している。

 施行される中京D1800mは非常に癖の強いコース形態。向正面から4角出口にかけて急なカーブと激しい下り坂があるためにペースが下がりにくく、中盤でポジションを押し上げることは至難の業。これに加えて直線入口には急坂も待ち構えているから、勢い任せで押し切るのも難しい。

 好走に必要なのは内から捌ける器用さと一瞬で抜けてくる瞬発力の高さを兼備していることだ。

レース史上初の連覇を果たしたレモンポップは2回とも逃げ切りでの勝利だったが、自身のスピードが抜けていたことと勝負を挑んでくるような同型が不在だったことの2点で恵まれていた。

 今年はダブルハートボンドとナルカミの有力馬2頭が競合しそうだからすんなりとペースが落ち着きそうになく、そうなるとロスなく立ち回れる馬の台頭がさらに際立つと考える。

 ここまで2年連続の2着に泣く◎ウィルソンテソーロが3度目の正直で戴冠を果たすとき。過去2回はいずれも内から捌いて上がり最速で追い込む内容だから再現性が高い。

 前走のJBCクラシックは南部杯から200mの距離延長で追走しやすくなったことが仇となり、速い流れを追いかける形になって脚が溜まらなかったことが敗因。本来の差す競馬なら確実に伸びてこられる。

 ○シックスペンスは初ダートの南部杯がハイペースの外4頭目から先行勢を完封する好内容。

 実戦で砂を被った経験がないので馬群に入った際の不安が依然付き纏うが、3戦3勝と得意の1800m戦、自身の決め手を活かしやすい急坂コースならさらに前進が見込める。

 前走のみやこSで復調気配を示す追い込みを見せた▲ラムジェットも侮れない。器用なタイプではないが、全開スパートは一瞬で弾けるから思い切った形なら豪脚発揮も視野に入れたい。

券種:3連複
方式:軸1頭ながし
買い目:⑧-③⑥⑦⑪⑫(各1000円で10点)

■選択レース:中山9R 南総ステークス

◎スピードオブライト

 今週から中山・阪神・中京の3場開催。全場開幕週であることから、芝レースはある程度前残りの早い決着が想定されるだろう。

 私たちが選択したのは中山9R、3勝クラスの南総ステークスからスピードオブライトだ。近走は大きい着順が続いているが、4走前のサンライズS(3勝クラス)ではGⅠ2着馬ジューンブレアに0.2差2着と実力は十分。

 本馬の連対実績は全て中山1200mでのもので、この条件は明らかに好相性。一昨年のキャンドルライト賞(2勝クラス)は夏の福島から5カ月半ぶりの実戦で勝っており、函館のレース以来5カ月間空いたこともマイナスにはならない。

 何より逃げ先行脚質の本馬には開幕週の馬場がベストで、前が止まらない馬場バイアスも味方に付ける。競走生活の岐路に差しかかる5歳の冬を迎えた牝馬が、初ブリンカーも後押しに押し切ると予想した。

(文●早稲田大学 テンポイント)

1 2 3 4 5 6 7 8