全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第6戦の舞台はジャパンカップだ。今年は、3世代のダービー馬、世界ランク1位のカランダガンなど、国内外の超強豪が顔を揃えた。果たして、各サークルは、どの馬に重い印を打ったのか。当企画の後半初戦、幸先の良いスタートを切るのは……。[5/8ページ]
現在第4位:東北大学競馬サークルDreams
■ジャパンカップの予想

◎2.クロワデュノール
◯15.マスカレードボール
▲14.ダノンデサイル
△1.ジャスティンパレス
△8.カランダガン
△16.シンエンペラー
東京2400mはノーザンファームの独壇場である。ここ15年でノーザンファーム育成馬は13勝。ダービーに向けた馬作りが最も進んでいる牧場だからこそ同じ舞台であるJCでも無類の強さを誇るのだろう。これを基に本命を予想した。
◎クロワデュノール
凱旋門帰りのJC成績は(1-3-1-3)で勝利こそディープインパクトのみであるが複勝率は.625と悪くない成績。なによりノーザンファーム育成の馬が圧倒的な成績を収めている当レースにおいてこの馬がノーザン一番手である以上軽視はできない。
馬の「格」で言えば東スポ杯以降国内では1番人気を常に背負ってきたこの馬が2番人気以下になるのであれば買い時。
〇マスカレードボール
ダービーではクロワデュノールに辛酸をなめさせられたが、今回の鞍上は東京の鬼・ルメール騎手。凱旋門帰りのクロワデュノールとは違い国内戦で戦ってきたローテの利もあり、ダービーからの逆転も見込める。
一方で社台ファーム生産馬のジャパンカップにおける成績はあまり芳しくない。3番人気以内の人気馬に絞っても(1-3-1-8)と人気馬にしては成績が振るわず、まして3歳馬のみを抽出すると(0-0-0-4)と馬券内すら0。
血統面でもダービー2着はあるが母系的に2400より2000の方が得意な印象を受ける。秋天は1番人気を背負いながら勝利したが、メンバーレベルも上がる今回も1番人気を背負う所(になれば)は若干のハンデ。
▲ダノンデサイル
ダービー、そしてドバイシーマと左回りの大箱2400mレースでは他を寄せ付けたことがなく、世界トップクラスの実力を有していることは明らか。一方で前走の大敗から調子の面では疑問符が付く。
帰国後の調教も今年の頭までと比べると低調に映り、本来のパフォーマンスを発揮できないリスクはある。また、基本的に好位で立ち回りたいこの馬にとって外枠もマイナス材料。
△カランダガン
近年欧州馬が不振なジャパンカップではあるが、カランダガン級の実績を持って参戦してきた馬はいないのもまた事実である。
欧州馬として最後に絡んだウィジャボードをはじめ、ファルブラヴ、ファンタスティックライト、ピルサドスキーなど過去ジャパンカップで活躍した欧州馬は現地では12Fよりも10Fで好走した馬が多いが、この馬も10F実績を持つ。
また東京との親和性も高いメイダンでも好走と適性面もあなどれない。馬券に「カランダ」ら面白いだろう。
△ジャスティンパレス
東京2400では未だ馬券内がないこの馬だが、1枠1番である以上無視はできない。ここ10年、ジャパンカップで1枠1番に入った5番人気以内の馬は7頭いるが、2020年のカレンブーケドール以外は全て馬券内であり、そのカレンブーケドールも3着とハナ差4着、ほぼ100%馬券内だ。ジャスティンパレスも実力が足りている以上ヒモには入れておきたい。
△シンエンペラー
ここ2走不甲斐ない走りを見せているシンエンペラーだが、彼の大とびなフォームは府中2400がベストであることを表している。現にダービー3着、JC2着と実績面でも府中適性は揺るぎない。同じように去年2着のドゥレッツァとの比較では、年齢や調教からこちらに軍配が上がると考えた。
券種:3連単
方式:フォーメーション
買い目:2-1.8.14.15.16-1.8.14.15.16 計20点×200円
14.15-2-1.8.14.15.16 計10点×300円
14.15-1.8.14.15.16-2 計10点×300円
合計10000円
■選択レース:東京10R:ウェルカムS
◎コルレオニス
キャロットファームがレーン騎手を配してきた。これ以上言うことはないだろう。昇級初戦の前走では小倉で外を回して伸びきらなかったが、ベガの一族で、トニービン持ち。
父レイデオロ産駒の小倉1800成績(1-0-1-12)と東京2000成績(5-3-3-21)を比べても、舞台は整っている。
(文●東北大学競馬サークルDreams代表)



