11月23日（日）に行われたマイルチャンピオンシップでは、ジャンタルマンタルが圧巻の走りを見せつけ、G1・4勝目を手にした。では、優勝馬を含む各馬の走りはどう評価できるのだろうか。今回はレースを終え、注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化していく。[2/2ページ]

注目馬3頭の採点

ソウルラッシュ

着順：6着(2番人気)
パフォーマンス：8
舞台適性：10
今後の伸びしろ：8

　トップスタートから中団に控え、ジャンタルマンタルを2〜3馬身ほど前に見る形で進める。ペースは比較的流れており、差し馬にも不利のない流れかとも思われたが、前半3F34秒2でレース上がりも33秒6。

　勝ったジャンタルマンタルの上がりが33秒1ということを考えると、ソウルラッシュがこのレースで勝つためには、32秒台半ばの上がりを使わなければならなかったこととなる。

　ソウルラッシュも決して止まっているわけではなく、これでマイルCSには4年連続で出走し、1分32秒8→1分32秒5→1分32秒0→1分31秒7と走破時計を毎年詰めている。

　まったく凡走ではなく、むしろ勝った昨年以上のパフォーマンスとも取れるが、この馬には時計が速すぎた。香港マイルの勝ち時計が1分33秒台後半となれば、巻き返しは必至。

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