全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第5戦の舞台は、秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ。今年は、昨年の覇者・ソウルラッシュをはじめ、ジャンタルマンタルやアスコリピチェーノなど、国内屈指のマイラーが顔を揃えた。果たして、各サークルは、どの馬に重い印を打ち、どのような買い目にしたのか。ここで前半戦は一区切り。後半戦へ弾みをつけるのはどのサークルか。[5/8ページ]
現在第3位タイ:東北大学競馬サークルDreams
■マイルチャンピオンシップの予想

◎17.ソウルラッシュ
◯15.ジャンタルマンタル
▲6.ガイアフォース
△5.アスコリピチェーノ
△12.ウインマーベル
△11.オフトレイル
今回の軸は「G1実績」である。今回のメンバーの上位層は去年と比べてもレベルが高い。従って、足切りとなるレベルも高くG1で通用している実績が馬券内の最低ラインとなるだろう。
◎ソウルラッシュ
この馬自身が京都のマイルチャンピオンシップを得意にすることに加え、京都を得意とするC.デム―ロ騎手を配し、おぜん立ては整ったと言えよう。同騎手を背にしたレースは一回のみであるが、その一回でロマンチックウォリアーを倒しているのだから、鞍上との相性は疑うべくもない。年齢が年齢だけに頭とは言いづらい部分もあるが、馬券内を外すことはないだろう。
〇ジャンタルマンタル
国内マイルG1無敗の地力は無下にできない。富士ステークスを叩き台にし、このレースに照準を合わせてきた臨戦過程も完璧で、調教師・騎手ともに状態には太鼓判を押す。しかし一方で不安点もいくつかある。仕掛けた時の反応の良さが武器である本馬にとって、長い脚が要求される京都外回りはベストでないかもしれない。
また、陣営の言葉とは裏腹に調教の動きもやや重く映る。川田騎手もマイルチャンピオンシップ未勝利とあまりこの舞台を得意にしてないのも懸念点だ。
▲ガイアフォース
前走富士Sでは今回の2強ジャンタルマンタルとソウルラッシュに土をつけ、いよいよG1を取りに来た感のあるのがガイアフォース。派手なローテや戦績が話題になるが、そのマイルでの実力は確か。
今回はダート路線をきっぱりと諦めてここに照準を合わせてきたのも評価したい。ここのところの好走でオッズはややおいしくなく、血統や走法から東京がベストな雰囲気はあるものの、実力を鑑みれば馬券に入れざるを得ない。ロックンロールな走りを期待している。
△アスコリピチェーノ
ジャンタルマンタルの「ライバル」であるこの馬もまたG1級の地力を有している。やや1400寄りの適性や、調教、馬体、ローテなど諸々の不安要素はあるが、それで人気が落ちるのであればむしろ買いたい。
△ウインマーベル
去年3着のリピーター。去年は低人気であったものの、差し展開の中唯一先行して馬券内と適性と実力の高さを示した。前走スワンステークスも差し展開を逆行して4着。Cコース初週となる今年は、先行馬のこの馬には追い風。去年以上があっても不思議ではない。
△オフトレイル
京都1400で強さを見せている同馬だが、京都1600はこぶし賞以来未経験。しかしラジニケなど1800実績もあり、むしろ1600の方が走りやすい可能性もあると踏む。鞍上の菅原騎手も関東騎手でありながら京都重賞の成績が良い。今回印打ったメンバーでは唯一G1実績はないがこの舞台ならG1でも届くかもしれない。
券種:三連複
方式:2頭軸流し
買い目:15-17-5.11.12 (3点各1500円)
15-17-6 (1点5500円 計10000円)
■選択レース:東京10R:秋色S
◎ポルカリズム
前走は3か月の休養明けながら中山1600で4着。内容をみても、最後に前が詰まったせいで末脚を延ばしきれなかったように映る。直線の長い東京なら思い切り最後の脚が使えるのではないか。混合のハンデ戦ということもあり、これまでの56キロから54キロに斤量が減ったことも追い風。メンバーが低調なこのレースなら。
(文●東北大学競馬サークルDreams代表)



