全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第3戦の舞台は、3歳馬と古馬が激突する中距離王者決定戦・天皇賞(秋)。今年は、春のクラシックを沸かせた2頭の3歳馬が参戦し、例年以上に注目が集まっている。果たして、各サークルは、3歳馬と古馬──どちらに重い印を打ったのか。その選択こそが、学生馬券王の座へと近づく鍵となる。[3/8ページ]
■現在第2位:東北大学競馬サークルDreams
天皇賞(秋)の予想

◎7.マスカレードボール
◯5.タスティエーラ
▲6.ブレイディヴェーグ
△11.シランケド
△3.ジャスティンパレス
△12.セイウンハーデス
今回の我々の予想の軸は「末脚」と「ハイペース耐性」である。
メイショウタバルが恐らく先手を取るだろうが、調教を見る限り宝塚記念の時と比較して折り合いが悪化している。
また、この馬は下り坂で他馬よりも速い脚を使う特徴があり、スタートからしばらく下り坂が続く東京2000mではペースが速くなることが想定される。従ってハイペースへの耐性と、ハイペースに「ハマる」末脚が要求されると考える。
◎マスカレードボール
ルメール騎手が秋天に強いことは言うまでもない。秋天が2000mになってからその年のダービーを連対した3歳馬の複勝率は100%というデータも後押しする。この馬の東京での強さはアイビーS、共同通信杯、ダービーのラップから折り紙付き。データ的にも実力的にも軸に最適。
○タスティエーラ
東京での実績、距離適性ともに兼ね備えている一昨年のダービー馬タスティエーラ。まさに去年のこの舞台で復活をとげたが、このレースはリピーターが強い。鞍上はD・レーン騎手でこの馬との相性は抜群。
ハイペース耐性の面では、皐月賞でハイペースを先行しながら2着に残す実績を持つ。今回もメイショウタバルが作るハイペースの中、先行抜け出しをしそうだ。ただ、天皇賞秋は先行抜け出しの勝率があまり良くないことから、安定した紐としてこの印となった。
▲ブレイディヴェーグ
マイルからこの馬にとって実績のある中距離の舞台に戻って2戦目。前走の新潟記念では外伸び展開・馬場の中で最内という不利があり6着に敗れてしまったものの、一定の脚は見せた。
ハイペースが予測される今回、マイルの連戦で鍛えられた追走力が展開に乗る助けになるだろう。陣営は今回後方待機を示唆しており、普段の調整も坂路主体からダートで長めに変えるなど2000mに合わせたものにし、末脚にかけようとしている。ハイペースでの末脚という今回の予想軸にピッタリな馬だ。
△シランケド
一級品の末脚を持ったこの馬が△の筆頭だ。今年から別定戦になり好メンバーが揃った新潟記念でも他馬とはモノが違う末脚で勝利。ハイペースで後方差し馬が有利になりそうな今回も期待したい馬。
△ジャスティンパレス
古馬王道の最前線で戦い続けてきたこの馬。最も得意な舞台の一つが持続力が要求されがちな東京2000mだろう。イクイノックスの衝撃のレコードに続いた2023年の天皇賞秋もハイペースで2着。
ここ1年は人気を背負いながらも惜しい競馬が続き、ついに前走宝塚記念では大きく人気を落としながらも3着。最後方から末脚を伸ばし、その実力を見せた。天皇賞春を制したスタミナはハイペースの想定なら◎。この低人気で買わずにいられる馬ではないだろう。
鞍上は初騎乗の団野大成騎手。今年で引退を発表している本馬に最高の勝利をプレゼントできるか。期待値を見てこの印とした。
△セイウンハーデス
前走エプソムCではレースラップ1000m57.3のハイペースから爆発的な末脚を見せてレコード勝ち。ハイペースでの末脚ならこの馬も外せない。前走の止まり具合から1ハロンの距離延長はやや不安なものの、彼のダイナミックなフォームは東京でこそ真価を発揮する。このオッズなら狙いたい一頭。
券種:三連複
方式:1頭軸流し
買い目:7-3.5.6.11.12
選択レース:京都11RまほろばSの予想
◎ニホンピロキーフ
京都巧者にして、道悪巧者。先週今週と雨が降り、舞台は整った。このメンバーなら実績も上位。Lでこの人気なら。
(文●東北大学競馬サークルDreams)


