全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第3戦の舞台は、3歳馬と古馬が激突する中距離王者決定戦・天皇賞(秋)。今年は、春のクラシックを沸かせた2頭の3歳馬が参戦し、例年以上に注目が集まっている。果たして、各サークルは、3歳馬と古馬──どちらに重い印を打ったのか。その選択こそが、学生馬券王の座へと近づく鍵となる。[2/8ページ]
■現在第1位:北海道大学競馬同好会
天皇賞(秋)の予想

◎マスカレードボール
◯タスティエーラ
▲ブレイディヴェーグ
△ホウオウビスケッツ
△ミュージアムマイル
△シランケド
先週は、菊花賞でエキサイトバイオを拾いきっての3連単予想的中。同好会のLINEグループも盛り上がっており、その流れを今週も継続させるべく、2時間半にも及ぶ大激論の末導き出された予想を、ここに掲示する。

さて、天皇賞秋。直近の天皇賞を回顧すると、ドウデュース、イクイノックス、エフフォーリア、アーモンドアイ、モーリスといった名馬の圧倒的なパフォーマンスが目に留まる。
いずれも勝ちパターンをひっくり返す理不尽なパフォーマンスの連続が、近年のトレンドである。直近十年の勝ち馬をこのフィルターで見ると、
24年 理不尽
23年 理不尽
22年 理不尽
21年 理不尽
20年 理不尽
19年 理不尽
18年 レイデオロ
17年 キタサンブラック(ちょっと特殊なレース)
16年 理不尽
15年 ラブリーデイ
圧倒的なパフォーマンスを探す、というのが本レースの基本になりそうである。
本命は◎マスカレードボール。3歳馬でGⅠ勝利のない本馬だが、今回の14頭において、最も“理不尽“になりえるとして本命にする。
展開面で、逃げ予想のメイショウタバルが同型のホウオウビスケッツより外に入ったことにより、テンが要求され、ペースも流れそうであり、恩恵を受けそう。鞍上ルメールも好調。
何より、今春の東京優駿において、17番枠をものともせずクロワデュノールに接近した末脚は、未知にして魅力だ。
対抗には、○タスティエーラを指名。昨年の天皇賞秋の2着は、あの馬がいなければと考えると、実力的には、天皇盾を賜るにふさわしかったという評価だ。今年もQE2世を勝利しており、実力を発揮して上位争いを期待する。
単穴にはブレイディヴェーグ。マイルを中心に走ってきた本場にとって、2000メートルのこの舞台は一変を予感させる。前走の競馬ぶりが馬場傾向と合致しないことから着順も落としており、妙味とした。
以下、連下は評価順に、ミュージアムマイル、ホウオウビスケッツ、シランケドの三頭。
ミュージアムマイルはプロファイルを見ると、イスラボニータや、フェノーメノとかぶる点があり、この2頭のレベルのパフォーマンスできれば上位争いに食い込んできそうである。
最近のトレンドからは外れているが、そもそも直近にセントライト→天皇賞のローテを踏んだ馬はこの2頭以降いないのだからしょうがない。(なお、キングストレイルはどうだ、と鋭い指摘が入ったことも付け加えておく。)
ホウオウビスケッツは、去年の天皇賞秋の3着(実質2着馬)であり、今秋のトレンドである「ユタカを観ながら競馬が出来る実力馬」とも合致する。
2走前の札幌記念のでは、同じく札幌にキャンパスを置く本会の半数が本命視するなどカルト的人気を博した本馬には、そのリベンジを期待する声も大きい。これらのことから強く期待するものの、実力面で割り引いてこの位置とする。
最後にシランケド。左回りでの実績、及び勢いを評価している。このタイプの牝馬は前例がないないものの、そもそもヴィクトリアMでちゃんと競馬してればその実績に見合ったローテと戦績になっているのでいいでしょ、しらんけど。

券種:三連複
方式:フォーメーション
買い目:7-5,6,9-5,6,8,9,11 各1100円
選択レース:京都4R 障害3歳以上未勝利
◎ウェイトゥザドーン
今大会で初の障害レースを選択レースとした。
この馬はこれが障害3戦目で少しずつ障害への適応が見えてきた馬である。ライバルになるであろうゲインサポートより能力的に上積みがあってもおかしくないと考えられる。
さらに、鞍上には草野太郎を確保。これは絶対に勝つウェイトゥザドーン!!と言いたくなってしまう。
(文●北海道大学競馬同好会)


