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全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第2戦の舞台は、3歳クラシックの最終章・菊花賞(京都・芝3000m)。春のクラシックを制した2頭が不在の今年は、まさに群雄割拠の混戦模様。“予想力”が問われる長距離決戦を制し、学生馬券王の座へ一歩近づくのはどの大学か──。[7/8ページ]

■北海道大学競馬同好会

2025年神戸新聞杯を制した時のエリキング
2025年神戸新聞杯を制した時のエリキング


現在第3位タイ:10.8ポイント

菊花賞の予想

◎エリキング
○エネルジコ
▲ヤマニンブークリエ
△ショウヘイ
△マイユニバース
△エキサイトバイオ

 深まる秋、華やぐ菊の大舞台。Aコース最終週を迎える京都競馬場は、冷え込む空気と週末の雨が芝を重くし、タフなコンディションが予想される。

 初の3000m戦、せり上がる淀の坂、そしてクラシックホース不在という構図──そのすべてが乱戦を予感させる。

 こうした混戦を制するのは、レース全体の流れを読み切れる騎手と、その意志に応える確かな“脚”を備えた馬にほかならない。

 本命は◎エリキング。デビュー前から高い期待を集めていたが、クラシック本番では辛酸を嘗めてきた。

 それでも、現時点での完成度・実績・能力ともに出走馬中上位であることは明白。前走神戸新聞杯では、末脚一閃、鋭く抜け出す素晴らしい内容で状態面の上昇も顕著だった。

 展開にやや助けを要するタイプではあるものの、乗り慣れた川田騎手であれば3000mでも落ち着いた立ち回りが期待でき心配はない。

 血統面では父キズナに加え、母方のShirley Heightsのクロス、3代母ユーザーフレンドリーのスタミナ血脈もあり3000mも問題なし。

 重馬場にも対応可能で、欧州的なギアチェンジ能力を武器に、最後の一冠を掴み取る。

 対抗は○エネルジコ。春のクラシック出走こそ叶わなかったが、青葉賞では後続を完封する強い内容で重賞初制覇。さらに前走新潟記念では、好メンバーの古馬相手に好勝負を演じて勢い十分。

 鞍上のルメール騎手は、現在菊花賞を2連覇中。この大舞台では一番信頼できる。

 血統的にもドゥラメンテ×独オークス馬エノラという好配合。母父Noverreこそ素軽いマイラーだが、牝系奥にはスタミナと機動力の源泉となる血が豊富で長距離戦にも十分対応可能。

 右回り未経験やステイヤーとしての血統の軽さが懸念されるため対抗止まりとしたが、ポテンシャルは最上位、力強い走りで一気に菊獲りへ。

 三番手評価は▲ヤマニンブークリエ。ここまで8戦2勝と馬柱は地味だが、近走は充実している。前走セントライト記念では、巧みなレースぶり2着に好走。

 ここ数戦は自分の競馬をすることが出来ており、まさに心身ともに完成の兆しが見える。

 血統面では、父キタサンブラックは勿論、母父チチカステナンゴはCaroやVaguely Nobleを内包し、坂やスタミナの適性を伝える。

 さらにヤマニン名物ワンオブアクライン牝系からは、今年ウルス、チェルキ、アルリフラと大爆発、血の勢いも侮れない。ヤマニン冠初のクラシック制覇に向けて、横山典弘の職人芸が光る。

 連下にはダービー3着△ショウヘイ、淀の長丁場で怖いレイデオロ産駒でかつ、武豊の逃げで魅せる△マイユニバース、同じくレイデオロ産駒で前走重賞勝ちでありながら妙味たっぷりな良血△エキサイトバイオ。

3連単フォーメーション
9,15-4,7,9,15-4,7,9,11,14,15
24点 各400円

選択レース:新潟4R/3歳以上1勝クラスの予想

◎デイジー

 新潟芝コースは直線が長く差しが決まるとしばしば言われますが、だからこそ前に行く馬を買う方がドキドキします。

 舞台は新潟芝1800mのAコース二週目。外回りコースではありますが、まだまだ内の馬場も使える状態です。

 本命のデイジーは前走、コース変わり初週の新潟芝1600mを2番手から運び6番人気ながら3着に健闘しました。

 今回は距離延長かつメンバー構成的にも逃げの手を打てそうで、江田照男騎の手綱さばきによる粘り込みに期待します。

(文●北海道大学競馬同好会)

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