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2025年オークスを制した時のカムニャック
2025年オークスを制した時のカムニャック

■東北大学競馬サークルDreams

秋華賞の予想

◎カムニャック
◯ジョスラン
▲パラディレーヌ
△エンブロイダリー
△セナスタイル
△ビップデイジー

 我々の今回の予想のキーは「人気」と「脚質」である。過去の同レースからこれらの傾向を探り、的中を狙っていく。

 今回は秋華賞ということで、「京都開催」における秋華賞近10回を分析した。

 結論から言うと人気馬と差し馬が馬券内の大半を占めている。人気馬の場合、4番手以上の前の先行馬は全滅。

 しかし、これより1段後ろの5~8番手中段のポジションが複勝率勝率ともに最も高くそれぞれ5割を超える。

 それより後ろのポジションも好成績で1着の回数は多いのだが、中段より勝率は落ち、馬券外リスクも孕む。そもそも該当する頭数が多いこともある。

 また、1着は1桁オッズの馬が近10開催で9回であり、唯一10倍を超えたショウナンパンドラも10.1倍の3人気と、とにかく人気馬優勢のレースだ。

 一方で中穴以下の人気になると先行馬がほとんど来ないのは人気馬と同じだが、中段より若干差しが優勢となる。

  よって今回は「中段につける人気馬」と「差しの中穴以下」を狙って印をつけていく。

◎17.カムニャック
 オークス馬の京都秋華賞成績は優秀のひとこと。ローズSで既に仕上がっていたため上積みは疑問だが、上積みがなくても十分勝ち負けの実力だろう。何より、この馬は1800m以上で無敗。

 シュタルケ騎手が騎乗していた際は差しに構えていた馬だが、調教でも前進気勢が強く、川田騎手の騎乗スタイルや前走のポジション取りを見ると今回は18頭の真ん中より前に構える可能性が高いと踏む。

 内枠だと中段を越して先行のポジションまで行ってしまう可能性を危惧していたが、外枠なら中段に収まるだろう。

〇3.ジョスラン
 今年はトライアルから秋華賞の間隔が1週伸びたとは言え、紫苑組が強いのが近年の傾向。紫苑Sで最も評価できる競馬をしていたこの馬を対抗とする。

 今回前に行く馬の多さを考えると恐らく差しに回るだろうが、秋華賞の傾向的には好材料。ストライドが大きい走法や今までのレースぷりから中山よりも府中や京都のような長い脚を要求するコースの方が得意だろう。

 鞍上岩田望来騎手も京都は得意であり、また「関西の牝馬限定重賞」にめっぽう強く、去年の秋華賞でも13人気のラヴァンダを4着に持ってきている。

 一方で懸念点は関西輸送だ。元々鹿戸厩舎は関西成績が芳しくなかったが、兄エフフォーリアの宝塚記念以降、関西重賞の成績が良化している。

 これらは全て直前での輸送だったのだが、今回恐らく厩舎として初めて栗東滞在競馬を行っている。

 この馬への期待の表れなのだろうか。ただし、厩舎として初めて行う調整方法が一発で上手くいくのかは疑問である。

 各媒体のフォトパドックを見ても輸送前の段階でかなり馬体が減っているように見えたので、馬としても慣れない環境で調整が上手くいくのか心配である。

▲18.パラディレーヌ
 秋華賞は上がり馬が注目されるものの、依然としてそれまでのクラシック路線を戦ってきた馬が優勢であることが多い。

 オークスでの着順をみると、今回秋華賞でカムニャックの次に上の順位なのが4着だったこのパラディレーヌである。

 マイラー気質の馬が多い今回の秋華賞においては、2400のオークスを折り合って上位に入着した事実がこの馬に期待をさせる。

 また、脚質も長い脚を使うタイプで、戦績的にも京都は向く。前走も直線向いてから進路がなく、着順を落としてしまったことには説明がつく。

 手綱を握るのは丹内祐次騎手。G1では勝利どころか騎乗機会の増えた今年もいまだ馬券内がなく不安はある。

 また、千田調教師もコンディションに若干の不安をにじませているのは懸念点。実力のある中距離馬と見てはいるが、これ以上の印はつけられない。

△11.エンブロイダリー
 桜花賞馬エンブロイダリーは袖の筆頭とした。G1馬の実力は疑うべくもない。オークスから直行するローテ、鞍上ルメール騎手、前走を見ての人気落ちと条件面では期待が持てる。

 しかしながら最大の懸念点はその適正距離、気性にあることは明確だ。1番人気で迎えたオークスでは折り合いを欠き惨敗。そこから2ハロンの距離短縮にはなるものの中距離には変わりなく、不安がつのる。

 過去桜花賞秋華賞の2冠に輝いた馬はファレノプシス、テイエムオーシャン、ダイワスカーレットの3頭がいるが、そのオークス成績は3着、3着、不出走となっており、やはりオークスでの惨敗は参考にするべきと考える。

 しかし、オークスでの敗戦によってルメール騎手が折り合いやポジション取りを慎重に行い、結果として秋華賞の「好ポジション」にはいれる可能性も高いと踏む。よってこの印とした。

△13.セナスタイル
 上がり馬の中で最も評価しているのがセナスタイル。前走ローズSでは直線最後方から場群を縫って縫っての3着。複雑な進路どりながらダントツの上り3Fをマークしており、後方有利になりやすい秋華賞でも実力が発揮されると考えた。

 鞍上は岩田康誠騎手。G1での活躍を久しく聞いていないが、久しぶりの好走に期待。ただ、最後方に回って結局届かないというシナリオは十分に考えられるところ。

 出遅れ癖があるこの馬にとってはどの位置につけて競馬できるかがカギになるだろう。母ヌーヴォレコルトもこの舞台2着。母の雪辱を果たし戴冠なるか。

 若干「バレている」のは気になるが、人気馬の来やすい秋華賞ならむしろ歓迎かもしれない。

△14ビップデイジー
 王道の牝馬クラシック路線を歩んできたビップデイジー。前走ローズSでは前を行くカムニャックに食らいつき4着、阪神JF2着の実力をまずまず示したと考える。

 前走もラスト1ハロンで失速したので坂が苦手、ましてや阪神JF2着の実績も加味して京都適性があるとみていいのではないだろうか。調教を見る限り、状態はかなりよさげなのも好材料。

 騎手は前走に引き続き西村淳也騎手。京都はそれなりに乗れているのでマイナスにはならないとみる。

 人気は見込めそうにないが、久しぶりに戻ってきた淀の舞台で一発かますことができるのか、妙味も加味してこの印とした。

 馬券については基本的にはカムニャック1頭軸マルチだが、カムニャック頭の馬券を300円、ジョスラン頭の馬券を200円ずつ購入し、ビップデイジー頭の馬券のみ除外している。

券種:3連単
買い目:17→3.11.13.14.18 20点各300円(17の1着固定流し)
3→17-11.13.14.18 8点各200円(3の1着固定かつ17軸流し)
11.13.14.18→17-3.11.13.14.18 24点各100円 (11.13.14.18の1着固定かつ17軸流し)
計10000円

選択レース:東京12R 甲斐路Sの予想

◎グローリーリンク
 もともと秋華賞の穴馬として狙っていたのがグローリーリンク。

 1600,2000でレコード級の脚をもっており、1800はそのど真ん中ということで適正は◎。2走前の坂路ラスト11.4という調教時計を踏まえても、マイルや1800ならG1級に匹敵する。

 古馬牡馬まじりの3勝クラスで難しい戦いにはなるが、秋華賞に出られなかったうっぷんを晴らす走りを見せてくれるだろう。

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