木之前騎手の“職業病”とは…?
――もし騎手にならなかったら、こんなお仕事やりたかったとかはありますか?
(木之前)馬の装蹄師さんか、おじいちゃんが鍛冶職人なので、それを継ぎたかったです。見ていて面白そうって思って、子どもの頃は「継ぎたい」っておじいちゃんに言っていましたね。
――お休みの日は、何をされることが多いんですか?
(木之前)どうしても連休が取れないので、1泊2日になるんですけど、旅行に行ったりします。韓国にいったり、最近だと、近場ですけど岐阜や三重に行きました。
あと休みの日には、部屋の掃除をしたりするのも好きです。
――騎手という仕事をしている中で、職業病のようなものはあったりしますか?
(木之前)なんでしょう。人混みを歩いているときに、周りを見てぶつからないように、自分の進路を確保して歩いたりとか(笑)。
車もかなり安全運転で、ちゃんと目視で安全確認してから進路変更するのが染みついている気がします。
――やはり安全第一ですよね。あの電信柱の直前でちょい差ししようとか、信号が青になったときに一番良いスタートを切ろう、とかはないですか?(笑)
(木之前)ないです(笑)。
――すみません。ただの競馬ファンあるあるでした(笑)。
では、今後の目標を教えてください。
(木之前)やっぱりダービー(東海優駿)は勝ちたいですね。今まで何度か乗せてもらっているのですが、まだ勝ったことがないレースなので。
――今までの最高着順は何着だったんですか?
(木之前)2着(2016年キタノアドラーブル)ですね。着順だけ見たらあと一歩なんですけど、その7馬身前にカツゲキキトキトがいたので、惜しくはなかったです。
その時は、まだ昔の名古屋競馬場だったので、ダービーも旧名古屋競馬場で開催でした。