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2025年プリティポリーS 1着ワール(写真左)2着カルパナ(写真右)/Photo by Alan Crowhurst/Getty Images
2025年プリティポリーS 1着ワール(写真左)2着カルパナ(写真右)/Photo by Alan Crowhurst/Getty Images

その他にも、侮れない外国勢が揃う…

 フォワ賞でビザンチンドリームの2着となったソジー(牡4、S.パスキエ騎手、A.ファーブル厩舎・仏)は昨年の4着馬だが、これまで全てのレースで手綱を取ったギュイヨン騎手は、今回アヴァンチュールに騎乗する。

 3歳限定の前哨戦であるニエル賞を制したクアリフィカー(牡3、W.ビュイック騎手、A.ファーブル厩舎・仏)は、ギヨームドルナノ賞でアロヒアリイに差をつけられた3着に敗れている。

 プランスドランジュ賞でクロワデュノールと接戦を演じたダリズ(牡3、M.バルザローナ騎手、F.グラファール厩舎・仏)は、英国際Sで最下位となっており、2400mの経験もない。

 注意が必要なのは、ヴェルメイユ賞でアヴァンチュールの2着となったゲゾラ(牝3、T.マーカンド騎手、F.グラファール厩舎・仏)。

 今年の仏オークス馬で、ロンシャン競馬場での経験も十分。日本でもお馴染みのマーカンド騎手が手綱を執り、ミニーホークに人気が集中するならこちらの3歳牝馬という手もある。

 もう1頭不気味なのが、キングジョージ2着のカルパナ(牝4、C.キーン騎手、A.ボールディング厩舎・英)。

 重馬場で行われた英チャンピオンズF&Mステークスを完勝しており、時計のかかる馬場になれば浮上してきそうだ。

 このように凱旋門賞には今年も、強力な外国勢が集結した。どの馬にもチャンスがあり、展開次第で何が起こるかは最後までわからない。

 今年こそ日本競馬の悲願達成なるか。今週末の5日(日)23時、見逃せない瞬間がやってくる。

【了】

(文●中西友馬)

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