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【2025凱旋門賞】今年も世界の壁は厚い! 日本馬の悲願を阻む海外勢とは…?

text by 中西友馬

世界最高峰の舞台・凱旋門賞。日本調教馬の悲願達成に向けて、今年はクロワデュノール、ビザンチンドリーム、アロヒアリイの3頭が挑戦する。

今年も日本での馬券発売があるということで、馬券を買おうと考えている競馬ファンも多いことだろう。そこで今回は、日本馬の悲願に立ちはだかる大きな壁となりそうな外国勢を紹介する。

第104回 凱旋門賞

2025年10月5日(日)パリロンシャン競馬場 11R
発走時刻:23時05分(日本時間)
コース:2400m (芝・右)
条件:3歳以上 牡馬・牝馬(国際)

2025年英オークスを制したミニーホーク(写真左)2着ワール(写真右)/Photo by Alan Crowhurst/Getty Images
2025年英オークスを制したミニーホーク(写真左)/Photo by Alan Crowhurst/Getty Images

■ミニーホーク

 ブックメーカー各社の中で、1番人気に設定されていることの多い、ミニーホーク(牝3、C.スミヨン騎手、A.オブライエン厩舎・愛)。

 アイルランドの名伯楽エイダン・オブライエン調教師の管理馬であり、1600mのデビュー戦こそ2着に敗れたが、2戦目から5連勝でここまで6戦5勝。元々凱旋門賞に登録がなく、追加登録料12万ユーロを支払って出走することからも、陣営の本気度が窺える。

 3歳牝馬が最後に凱旋門賞を勝利したのが8年前というのは意外だが、やはり斤量面で大きなアドバンテージはある。英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークスとG1を3連勝して凱旋門賞に臨んできており、この3つのレースを制した馬といえば、その8年前に3歳牝馬として凱旋門賞を制したエネイブル。

 枠番抽選でも絶好枠となる1番ゲートを引き当て、日本でも人気の中心となりそうだ。

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