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【敗戦の本質 スプリンターズS】1番人気サトノレーヴは、なぜ敗れたのか…?

text by 中西友馬

先週28日(日)に行われたG1・スプリンターズステークスは、秋のG1シリーズ開幕戦にふさわしく大波乱の結末となった。勝利したのは11番人気の8歳馬ウインカーネリアン。一方、1番人気のサトノレーヴは4着に敗れた。なぜ、サトノレーヴは敗れたのか。その敗因を分析していきたい。

2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手
2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手

1番人気サトノレーヴは、なぜ敗れたのか…

 秋のG1シリーズ開幕戦となるスプリンターズステークスは、単勝11番人気のウインカーネリアンが道中2番手から抜け出し、見事勝利を飾った。

 鞍上の三浦皇成騎手はデビュー18年目、JRA・G1挑戦127回目にして悲願のG1初制覇。勝利騎手インタビューを聞いて、諦めないことの大切さを改めて教えてもらったような気持ちになった。

 さらに、ウインカーネリアンは8歳にして初のG1制覇を達成。これは8歳馬として史上5頭目の快挙であり、3連単は130万円を超える高配当となった。

 一方、1番人気のサトノレーヴは4着に敗れた。スタート自体は悪くなく、むしろ速い部類に入ったが、他馬が行き脚をつける流れの中で徐々にポジションを下げてしまった。それでも4コーナーでは、勝った高松宮記念と同じく7番手に位置したが、直線では伸び切れず4着に終わった。

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