【熱闘レビューオールカマー】これぞグランプリホース！レガレイラ、今年も実りの秋へ…

グランプリホースが復活の勝利！

　直線に入ると、先頭のフェアエールングにドゥラドーレスが並びかけるが、もうその外へとレガレイラが接近。残り100mでまとめて交わしたレガレイラが先頭に立つと、そのままリードを守り切って勝利した。2着にドゥラドーレスが入り、さらに2馬身差の3着には、レガレイラの後ろから伸びたヨーホーレイクが入った。

　勝ったレガレイラは、ホープフルS、有馬記念に続いて、中山の重賞3勝目。秋のG1獲りに向けて、良い形で始動戦を終えることができたと言える。

　さらに2着のドゥラドーレスは、レガレイラと同じく母ロカの子どもであり、JRAの平地重賞では史上初となる、きょうだいワンツーも達成された。

　ただ結果的には、ハイペース+早めに動いてきた馬たちによって、前にいた馬たちは総崩れ。後方にいた馬たちに流れが向いた点は否めず、先行馬には苦しい展開となった。

　特にホーエリートとリカンカブールは、一度ポジションを下げたところから盛り返す脚を見せており、不完全燃焼のレースとなったことは間違いない。

着順	枠	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	人気	単勝オッズ	後3F
1	4	4	レガレイラ	牝4	57	戸崎圭太	2:10.2		1	3.3	34.0
2	7	9	ドゥラドーレス	牡6	57	C.ルメール	2:10.4	1.1/4	2	3.5	34.4
3	6	7	ヨーホーレイク	牡7	58	岩田望来	2:10.7	2	4	8.0	34.2
4	8	10	フェアエールング	牝5	55	津村明秀	2:10.7	ハナ	8	33.3	35.0
5	5	5	ホーエリート	牝4	55	横山武史	2:10.8	3/4	3	4.7	34.6
6	7	8	リカンカブール	セ6	57	吉田隼人	2:11.0	3/4	10	92.3	34.5
7	8	11	ワイドエンペラー	牡7	57	佐々木大輔	2:11.0	ハナ	11	181.1	34.1
8	1	1	コスモキュランダ	牡4	57	丹内祐次	2:11.0	クビ	5	8.1	35.2
9	6	6	シュバルツクーゲル	牡4	57	菅原明良	2:11.1	1/2	9	66.7	35.1
10	3	3	クロミナンス	牡8	57	J.モレイラ	2:11.1	アタマ	6	13.1	34.7
11	2	2	リビアングラス	牡5	57	鮫島克駿	2:12.1	6	7	14.8	36.1

【了】

（文●中西友馬）

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